Chernobyl Medical Fund Newsletter (8)


小学生感想文

「ぼくとチェルノブイリのこどもたちの5年間」を読んで
                          (厚木市 小学校4年S.Y)

 たしは最初に「生きていたい!チェルノブイリ子どもたちのさけび」を見ました。
 この本の中でわたしが一番気になった絵は、首に大きなきずがある女の子のかおの絵です。「なぜたくさんな人が首にきったきずがあるのかなぁ」と思いました。あとどうして「女の子のほうが多いのかなぁ」とも思いました。
 わたしはチェルノブイリの事故や、病気のことをしりませんでした。つぎに「ぼくとチェルノブイリのこどもたちの5年間」を読みました。この本を書いたすげのやあきらさんは、チェルノブイリの子どもたちの病気を治すお医者さんです。すげのやさんは、ボランティアで、活動しているお医者さんなのです。
 ェルノブイリげんしりょくはつでん所という名前はわたしは最初しりませんでした。
このはつでん所はわたしが生まれるずっと前にばくはつして、ほうしゃのうがたくさん空気にまざってしまいました。ほうしゃのうは、においも形もないから多くの人々が、病気になってしまいました。
 とくにこどもの「甲状腺ガン」がふえたそうです。この甲状腺は首の中にあって、そこがガンになったから、手じゅつで、首のところをきってぬわなきゃ、いけなくなったそうです。わたしはこの本をよんで、女の子の絵の首のきずが、どうしてかいているのかが、わかりました。
 つぎに、すげのや先生のボランティア活動の、ビデオを見ました。このビデオには、本と同じカーチャやスベトラーナが、出てきました。ベラルーシ国立ガンセンターには、バンソウコウがなくて、メスやはさみは、古くて切れません。でもお金がないから、買えません。だからすげのやさんは日本から、新しい物をおくってもらっていたそうです。
 たしは、大人になったらすげのやさんのお手つだいをしてあげたいなと思いました。
 すげのやさんが手じゅつをしたカーチャは、小さいころはけい察官になりたかったんだけど、甲状腺ガンになってからは、かんごふになるためにかんご学校で勉強しています。わたしはカーチャのゆめがかなうことをおうえんしてます。カーチャはビデオで先生に「日本に帰らないで」というほど、いてほしかったんだろうね。
 スベトラーナの首のきずは、めだたなかったからわたしはほっとしました。それはすげのやさんの手じゅつがうまかったからですね。スベトラーナはずっと薬をのまなきゃいけないけれど、けっこんしてこどももうまれたから、しあわせそうです。
 最後に、もしわたしがすげのやさんみたいになったら、チェルノブイリのこどもたちに、「ズドラストヴィーチェ」(こんにちは)と言ってあげたいです。あとロシア語をもっとおぼえたいです。



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