Chernobyl Medical Fund Newsletter (7)


書籍紹介

「真っ当な生き方のススメ」
〜自分で人生を変える極意〜
菅谷昭 著
岳陽舎 刊
予価1680円(税込み)
7月上旬発売予定
[問い合せ先]岳陽舎 TEL 03−5922−3151
           FAX 03−5922−3152
岳陽舎ウェブサイト http://www.gakuyosha-p.co.jp

 このニューズレターをお読みの方々は、すでに菅谷先生(現松本市長)が残されたさまざまな業績について、隅々までご存知のことと思われますし、むしろ志を同じくし、一緒に走ってこられた方々も多いことと思います。NHKの「プロジェクトX」をはじめ、各メディアがこぞってその仕事を紹介し、先生ご自身が過去の著書のなかでも、ベラルーシに単身渡った約5年間の出来事、喜怒哀楽を丁寧かつ詳細に記されています。
 ベラルーシにおける自発的医療活動が先生の人生のターニングポイントであったことは論を俟ちませんが、だからこそ、そこから先生の人生はあわただしい展開を迎え、現在進行中です。長野県知事の田中康夫氏に乞われ、県の医療行政を担い、この春には運命に吸い寄せられるように松本市長選に立候補、当選。自らの病を告白し、治療期間を経て、現在故郷の行政に邁進されています。
 本書は、今まであまりスポットが当てられなかったご自身のルーツから、勉学とスポーツに明け暮れた学生時代を経て、腕を磨きつつ甲状腺外科の権威となるまでの道のり、一念発起して信大助教授を辞し、ベラルーシに渡ってから今日までを貫く菅谷先生の運命論的自伝です。現在の日本の医療、健康、これからの時代をどう生き、どう死んでいくのか。理想的な市民社会を夢見つつ、思う存分に、自分が決めた人生を歩み、その生き方が人のためになるような、いわば本来あるべき「真っ当な」生き方を説いています。新しい一歩は自分からしか踏み出せないこと、本当の幸せとは何かを語りかけてきます。本書はまさにリストラ時代の日本人に向けたエールそのものでもあるのです。


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