Chernobyl Medical Fund Newsletter (2)


チェルノブイリ医療基金・はじめての講演会

 去る11月6日(日)、松本市中央公民館・Mウィングで、NPO法人チェルノブイリ医療基金としての初めての講演会を開催いたしました。
 平成17年度の行事計画のひとつとして、7月のベラルーシ訪問の報告を兼ねての講演会ということで、9月21日の臨時理事会で日時を決定。会場確保、案内の葉書・チラシ・ポスター作成、新聞社への掲載依頼など、講演会までの日程があまりなかったため、充分な宣伝が出来ませんでしたが、日頃の自分の仕事とは違い、何かわくわくしたものを久し振りに感じました。(学生の頃の文化祭の前のような)
 当日は菅谷先生、紘子先生をはじめ、松本事務局からは北和田理事長、千原、中沢、宮田が会場作りにあたり、何しろはじめてのことなので何人の方々が来て下さるのか見当もつかず、120人収容の会議室がいっぱいになるように…と祈るのみでした。あいにくの天候でしたが、60人程の方が県内外から来て下さり、ほっとしたと同時に感激いたしました。
 北和田理事長の挨拶ではじまり、私たちのチェルノブイリ医療基金が、この松本では、91年から活動を続けているJCF(日本チェルノブイリ連帯基金)と一緒に思われているとのこと、(来場された方の中にも、そう思っている人が何人かいました)これは、頑張らねばと思いました。
 スライドを見ながらの菅谷先生の講演。市長という忙しい公務の合間に全国各地で地道に講演を続けられているのですが、来年でチェルノブイリ原発事故から20年、チェルノブイリを知らないという世代もあり、人々の記憶の中から日々薄れつつあるこの問題を地道に訴え続けていかなくてはならないと痛感いたしました。また、7月の現地医療支援活動の様子をまとめたビデオも実に良く出来ており、50分という時間も忘れてしまう程、見入ってしまいました。
 終了後、来場して下さった方々からの質問等もあり、反省すべき点は多々あるものの、どうにか無事「はじめての講演会」が終ったとほっといたしました。ただ、もう少し多くの皆さんに聴いて欲しかったというのが今後の課題として残っております。支援者の皆様のなかでお越しくださった方々に心より御礼申し上げます。


松本事務局 宮田 貴美子



ニュースインデックスに戻る

次のページへ