Dr. Charnyshova Katisarynaの
研修を引き受けて

長野県立こども病院新生児科部長 中村友彦

 私は、宮坂勝之院長のご紹介で、10年前にトロント小児病院研究部門に2年間留学しておりました。菅谷松本市長も宮坂院長と同じ時期にトロントに留学されていたとのことで、その菅谷市長のご紹介で、ベラルーシからDr. Charnyshova Katisarynaを、約5カ月間お世話させて頂くことができました。
 10年前に私がトロントに行った時の研究室は、トルコ、ブラジル、中国、オランダそして私と世界から人々が集まっていました。そうして世界から研究生を受け入れているカナダという国、トロント小児病院、そして研究室のボスをうらやましく思いました。今年私の科には、Dr. Charnyshova Katisarynaの他にイギリスから研究目的で3カ月間、中国からは臨床研修に1年間、外国医師を迎えることができ、ちょうど今年、世界の宮坂勝之院長を迎えて、長野県立こども病院が、長野のこども病院から世界のこども病院として少しはお役に立てるようになったのかなと嬉しく思っております。
 Dr. Charnyshova Katisarynaは、5カ月間という短い期間でしたので、彼女が、ベラルーシに帰ってすぐに役立つ知識、技能が十分習得されたかは分かりませんが、当科の先生や私とは、今後も連絡をとれる友好関係は作れたように思います。引き続き多くの先生がベラルーシより長野県立こども病院に来られて、私どもと切磋琢磨できるようNPOの皆様にはぜひご尽力頂きたいと思います。