Chernobyl Medical Fund Newsletter(6)


オクサナ医師との再開

坂本 龍太朗

ベラルーシを紹介しているオクサナ医師
ベラルーシを紹介しているオクサナ医師
 菅谷先生のふるさとである千曲市にて、5月30日に千曲万博が開かれた。世界15カ国以上の紹介ブース、各国料理の試食、ダンスなどで会場は大いに盛り上がった。今回の万博で初めて姿を現した国がある。ベラルーシだ。初めてであるとはいえ、千曲市の市民たちはベラルーシのことをよく知っている。菅谷先生のお力添えのもと、この街には2度ベラルーシから訪問団がやってきて、市民たちと交流を行っているのだ。最後は9年前であるが、市民は写真を見て懐かしいと振り返った。

 ベラルーシのブースに花を添えたのが、現在、長野県立こども病院で研修を行っているオクサナ医師である。彼女は朝早く松本から駆け付けてくれ、ベラルーシ料理として「ドラニキ」を作ってくれた。ベラルーシのブースに加え、ベラルーシに東と西で接するポーランドとロシアのブースは協力し、そのほかにも「ボルシチ」「ブリニィ」を作った。大変盛況で、開始後わずか20分たらずで試食は終わってしまった。

大盛況の千曲万博
大盛況の千曲万博
 「これはどうやって作るのか?」「ジャガイモからこんなパンケーキのようなものができるなんて」来場者には初めて口にするベラルーシ料理がとても好評であったようだ。逆に「ズドラーストヴィーチェ」というロシア語のあいさつは「難しい」という感想を持つ人が多かったが、オクサナ医師がゆっくり説明してくれた。こういった市民レベルでの交流から、今後ベラルーシと日本の友好関係構築に繋がっていくことを願っている。




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