基本が身につく・考え方がわかる エキスパートが教える薬物動態

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月刊薬事2017年10月臨時増刊号(Vol.59 No.14)

基本が身につく・考え方がわかる エキスパートが教える薬物動態

商品コード 93522
編著 松元 一明(慶應義塾大学薬学部薬効解析学講座 教授)/編
判型 B5判
発行日 2017年10月
ページ 312頁
定価(税込) ¥3,780
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内容

◎これだけは押さえておきたいADMEのキホン
◎小児/肥満者/高齢者など9つの特殊病態の薬物動態
◎薬効別の薬物動態の特徴、臨床でのチェックポイント

 安全・効果的な薬物治療を考えるときに強い味方になる薬物動態の知識。本誌2016年3月号の特集が好評だったことから、本書は特集を大幅にボリュームアップしてお届けする「臨床で使える薬物動態」の決定版です。知っておきたいADMEの知識、特殊病態下の薬物動態、薬効別の薬物動態のポイントなど、手元に一冊置いておきたい内容です。

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目次

第1章 薬物動態を理解するためのキーワード
1.薬物動態パラメータの基本的な考え方
猪川和朗
2.糸球体濾過速度とクレアチニンクリアランス
松元一明
3.腎排泄型薬物と肝消失型薬物
緒方宏泰
 
第2章 ADMEで考える薬物動態Q&A
<吸収>
Q1.薬剤師が知っておきたい小腸トランスポーターを教えてください
玉井郁巳
Q2.食事の影響を受けやすい薬物について教えてください
池谷 修
Q3.吸収過程における薬物相互作用について教えてください
三原 潔
Q4.外用剤による吸収の特徴を教えてください
大井一弥
<分布>
Q5.タンパク結合率の臨床的な意義を教えてください
渡邊博志、丸山 徹
Q6.薬効を予測するうえで組織中濃度の考え方を教えてください
猪川和朗
Q7.中枢移行性の高い薬物と低い薬物について教えてください
立川正憲
Q8.胎児移行性の低い薬物について教えてください
登美斉俊
Q9.乳汁移行性の低い薬物について教えてください
中島 研、八鍬奈穂
<代謝>
Q10.注意したいCYP3Aにおける薬物相互作用を教えてください
山折 大
Q11.注意したいCYP1A2、2C9、他のCYPでの薬物相互作用を教えてください
有吉範高
Q12.注意したいCYP2C19、2D6での薬物相互作用を教えてください
有吉範高
Q13.薬剤師が知っておきたい抱合酵素とその基質について教えてください
織田進吾、横井 毅
Q14.加水分解酵素(エステラーゼなど)の主な基質について教えてください
今井輝子
Q15.飲食物、健康食品、嗜好品の影響を受けやすい薬物について教えてください
堀 里子、澤田康文
<排泄>
Q16.薬物が腎排泄されるメカニズムについて教えてください
大野能之
Q17.薬物が胆汁排泄されるメカニズムについて教えてください
前田和哉
 
第3章 特殊病態下における薬物動態Q&A
Q1.小児患者における薬物動態の考え方について教えてください
鈴木信也、佐藤 均
Q2.肥満患者における薬物動態の考え方について教えてください
崔 吉道
Q3.高齢患者における薬物動態の考え方について教えてください
松元一明
Q4.肝疾患時における薬物動態の考え方について教えてください
越前宏俊
Q5.腎疾患時における薬物動態の考え方について教えてください
門脇大介、成田勇樹、平田純生
Q6.透析患者における薬物動態の考え方について教えてください
山本武人
Q7.SIRS患者における薬物動態の考え方について教えてください
島本裕子
Q8.心不全時における薬物動態の考え方について教えてください
島本裕子
Q9.妊娠時における薬物動態の考え方について教えてください
家入一郎
 
第4章 薬効別にみた薬物動態と臨床でのポイント
1.抗不整脈薬
上野和行
2.抗凝固薬
松本直樹
3.糖尿病治療薬
山岸喜彰、工藤敏之、伊藤清美
4.抗菌薬──β-ラクタム系薬
村木優一
5.抗菌薬──抗MRSA薬、アミノグリコシド系薬、コリスチン
高橋佳子
6.抗菌薬──ニューキノロン系薬、マクロライド系薬、テトラサイクリン系薬、チゲサイクリン
西 圭史
7.抗真菌薬
浜田幸宏
8.抗ウイルス薬
里 加代子、北原隆志
9.抗HIV薬
矢倉裕輝
10.免疫抑制薬
新岡丈典
11.細胞障害性抗がん薬
藤田健一
12.分子標的抗がん薬
松金良祐、濱田哲暢
13.オピオイド鎮痛薬・非オピオイド鎮痛薬
国分秀也
14.抗精神病薬
猿渡淳二
15.抗てんかん薬
向 祐志、猪爪信夫

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序文

 チーム医療の推進により薬剤師はすべての薬物療法に関わるようになりました。院外処方箋においては検査値、病名が記載されるようになり、さらに、保険薬局では血液検査が行われるようになりました。薬剤師は有効性や安全性の評価、患者個々に応じた投与設計、薬物相互作用のチェックなどを行い、薬の適正使用に積極的に関わる時代です。
 薬の適正使用において、最も重要な学問の一つに薬物動態学があります。薬物動態学は薬学部ならではの学問ですが、新たに薬物動態を勉強する機会はあまりなく、基本的なところを忘れてしまったり、新しい考え方を知らなかったりすることで、薬物動態に基づいた薬の評価や、患者、医師、看護師などからの質問に四苦八苦することがあります。
 2016年3月号の月刊薬事では「いまさら聞けない薬物動態Q&A」と題して、薬剤師が知っておきたい臨床で必要な薬物動態の基礎知識や疑問について、Q&Aを21項目企画しました。今回、好評につき、さらにグレードアップし、「基本が身につく・考え方がわかる エキスパートが教える薬物動態」と題して、新たにQ&Aや基本事項を23項目追加しました。
 第1章では、薬物動態を理解するうえで必要なキーワードを列挙し、その説明を行いました(新設)。第2章、第3章では、前回と同様、吸収、分布、代謝、排泄、ならびに特殊病態下における薬物動態の考え方についてQ&Aを作成しました。「吸収」では剤形による吸収の違い、「分布」では薬物の乳汁移行性、「代謝」では飲食物、健康食品、嗜好品の薬物動態への影響、「特殊病態」では心不全時と妊娠時の薬物動態の考え方を追加しました。第4章では、薬効別に循環器系治療薬、抗感染症薬、免疫抑制薬、抗悪性腫瘍薬、鎮痛薬、抗精神病薬、抗てんかん薬の薬物動態と実臨床におけるポイントを解説しました(新設)。
 最後に、薬物動態の基本から応用までぎっしり詰まった1冊となっております。薬物動態の知識を活用する場面が増えている昨今、本書が日常診療の場において、薬の有効性・安全性を高めるための一助になれば幸いです。

慶應義塾大学薬学部薬効解析学講座 教授
松元 一明

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