Chernobyl Medical Fund Newsletter (2)

特定非営利活動法人チェルノブイリ医療基金

活動報告

理事長:北和田 修介

 平素はチェルノブイリ医療基金に対して深いご理解とお心遣いを賜り、心より感謝申し上げます。
 2004年も過ぎ去ろうとしておりますが、今年は幾つもの台風が上陸したり、新潟県中越地震が起こったり、自然災害の脅威をまざまざと思い知らされた1年となりました。
 被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げます。前回のニューズレター特別号でお知らせしましたように、モーズリ市の触診、超音波検査等による甲状腺検診は、ゴメリ州立がんセンターのタッチヒン先生、小川さんはじめ、多くの方々の協力で2日間、207名の検診をすることができました。
 検査機器、消耗品、白衣等の輸送方法についてのお願いでは、長谷川郁夫様、田中美佐子様、徳武様、角澄男様よりFAX、メールでいろいろな情報を頂きまして有難うございました。早速業者と相談し、実行に移す準備をしております。これからもよろしくお願いいたします。
 今年、モーズリへ行くことが出来なかったことを、菅谷先生も大変心苦しく思っています。ただ先生も、私共も、現地医師による検診がかなりの成果を収めることが出来ましたので、ホッといたしております。来年は是非、菅谷先生による甲状腺検診を実施したいと思っております。


今年1年を振り返って見ますと
1)菅谷先生が松本市長に。
2)ニューズレター特別号発行。
3)モーズリで現地スタッフによる甲状腺検診。
4)11月3日、松本市市民祭。松本城前にある事務局にてベラルーシの検診の様子などの写真を展示。
5)モーズリ小児病院から検査機器の消耗品追加支援のお願い。ただいま準備中です。
6)国内医療機関より寄付していただきました白衣を、モーズリ市役所に送るための準備。


平成16年度中の行事予定
 菅谷昭先生、橋本すみれ先生、他による講演会(松本市内において)
*1986年にチェルノブイリ原発事故がおきてから18年がたち、現地の状況も少しずつ変化してまいりました。これからの支援方法などについての講演会を予定しております。


  ……………*…………    ……………*………………     …………*…………
 

 理事長として未熟であり、至らない点も多々あることと思いますが、支援を必要としているモーズリの方々のためにもこの医療支援を継続し、意義あるものにするため、頑張って活動してゆくつもりでおります。今後とも、どうかよろしくお願い申し上げます





 



ニュースインデックスに戻る

次のページへ