第1章 剤形・投与経路のキホンをおさらいしよう
1 わが国における医薬品の処方実態──医療ビッグデータを用いた剤形・投与経路に関する調査
2 剤形・投与経路と薬物動態
第2章 こんなとき・こんな患者に適切な剤形・投与経路は?
Q1 嚥下機能が低下している高齢患者に対して推奨される経口投与の剤形・経路の選択は?
Q2 飲水制限のある患者に内服薬を投与する際の注意点は?
Q3 学校や職場での薬の服用を知られたくない患者への対応は?
Q4 薬を嫌がる小児が服用しやすくするには?
Q5 関節リウマチなどで手先が不自由な患者への服薬支援の方法は?
Q6 在宅療養での服薬支援をシンプルにする工夫は?
Q7 誤嚥性肺炎を繰り返す患者にはどのような剤形が適切?
Q8 薬物中毒で使用される薬剤の適切な投与方法は?
Q9 脂肪乳剤を投与する際に注意すべき病態は?
Q10 国内で承認されている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンとその接種体制の現状は?
Q11 中心静脈栄養を行う際の注意点は?
Q12 COPDへの吸入剤の使い分けは?
Q13 透析患者の薬物治療の注意点は?
Q14 液剤と錠剤、早く効果を出したい場合にはどちらを優先すべき?
Q15 オピオイドを経口剤から貼付剤、注射剤に変更するには?
第3章 薬物治療の最適化に活かせる製剤学的ポイント
Q16 一包化調剤のメリット・デメリットとは?
Q17 配合剤はポリファーマシー対策に有用?
Q18 後発医薬品やバイオシミラーへの変更の注意点は?
Q19 錠剤を粉末化するときの注意点は?
Q20 口腔内崩壊錠を粉末化する際の注意点は?
Q21 O/WおよびW/O型基剤の特徴と使い分けは?
Q22 軟膏などの半固形製剤の混合と重ね塗り、特徴と使い分けは?
第4章 患者や他職種からよく聞かれる質問・相談
Q23 舌下錠を飲み込んでしまった患者に、追加投与は行うべき?
Q24 投与方法が特殊な薬剤(バッカル錠、ニコチン貼付剤など)の注意点は?
Q25 坐剤が途中排出してしまったらどうする?
Q26 フェンタニル貼付剤が剥がれてしまったらどうする?
Q27 点鼻剤を噴霧した後に鼻をかんでもいいの?
Q28 脂溶性の高い薬剤を簡易懸濁法で投与する際の注意点は?
Q29 服薬タイミングが特殊な薬剤と服薬指導はどのようにすればよい?
Q30 服薬または自己注射を忘れた場合はどうする?
Q31 フルーツジュースと一緒に飲むべきではない医薬品は?
Q32 DEHPフリーの輸液セットが必要なシーンとは?
Q33 カテーテル感染症の症状と対応は?
Q34 簡易懸濁法に用いる注入器はどのように使うの?
Q35 MRI撮影時に注意すべき外用剤は?
第5章 知っておきたい! 剤形・投与経路に関連した有害事象
Q36 点眼剤での全身性有害事象は?
Q37 制酸薬と急性腎障害の関連は? 併用に注意が必要な薬剤は?
Q38 ベンゾジアゼピン系薬剤の薬物動態学的な観点から想定される有害事象とは?
Q39 安全かつ患者に優しいインスリン投与のための対策は?
Q40 髄腔内投与時の有害事象は?
第6章 現場の“困った”に応える院内製剤の活用法
Q41 患者の病態から考える坐剤調製の方法は?
Q42 患者の病態から考える注射剤調製の方法は?
Q43 患者の病態から考える錠剤・カプセル剤調製の方法は?
Q44 患者の病態から考える外用剤調製の方法は?
Q45 内視鏡検査時の色素製剤調製の方法は?
Q46 院内製剤を初めて調製する際の倫理的な配慮は?
Q47 院内製剤を調製する際に、有効成分はどのように選択すべき?
Q48 院内製剤に使える添加剤に決まりはあるの?
Q49 調剤と製剤、違いはあるの?
Q50 市販化された院内製剤はあるの?
Q51 患者にやさしい最新の投与剤形・投与経路とは?