月刊薬事 2010年8月臨時増刊号(Vol.52 No.9)
ゼロから始める感染制御と一歩進んだ耐性菌対策
商品コード |
93421 |
編著 |
山口 惠三(東邦大学医学部微生物・感染症学講座教授)/編集主幹 舘田 一博(東邦大学医学部微生物・感染症学講座准教授)、林 昌洋(虎の門病院薬剤部長)/編集 |
判型 |
A4変形判 |
発行日 |
2010年8月 |
ページ |
190頁 |
定価 |
¥3,300(税込) |
在庫 |
|
内容
感染制御と耐性菌抑制に関する最新情報を網羅!
抗菌薬の適正使用における薬剤師の役割を徹底分析!!
近年、感染制御チーム(ICT)は大規模病院を中心に導入が進み、耐性菌サーベイランスと抗菌薬適正使用のための取り組みが進められており、その動きは中小病院においても広がりをみせています。加えて、平成22年度の診療報酬改定においては感染制御チームによる感染防止対策加算が新設されるなど、感染制御と耐性菌抑制に関する情報ニーズはますます高まっています。
本臨時増刊号では、これからICTを立ち上げる施設に対しては感染制御に関する基礎的な知識を、すでにICTを導入している施設に対しては、感染制御をさらに進めて耐性菌を制御するために必須の最新情報を網羅的に紹介します。
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目次
第1章 病院感染制御の基礎知識
●病院感染の特徴と感染源・感染起因微生物 松本 哲哉
●隔離予防策(標準予防策と感染経路別予防策)について 満田 年宏
●ICTの役割と導入実例 中川 博雄,北原 隆志
●消毒薬の適切な使用法 白石 正
●廃棄物処理法と感染性廃棄物 宮崎 元伸
●職業感染防止対策(予防接種) 安西 英明
第2章 病院感染制御における薬剤師の役割
●抗菌薬使用状況モニタリングと耐性菌サーベイランス 高橋 佳子
●抗菌薬適正使用の監視とTDM 前田 頼伸
●注射剤調製と衛生管理 尾家 重治
●ICTで求められる薬剤師の役割
4-1 感染制御専門薬剤師に求められる職能 田中 昌代
4-2 医師が求める薬剤師の役割 三鴨 廣繁,山岸 由佳
4-3 看護師が求める薬剤師の役割 長田麻友子
第3章 病院感染サーベイランスの基礎知識
●病院感染サーベイランスとは 浜田 幸宏,黒山 政一
●サーベイランスデータの収集・解析と活用法 小野寺直人
●エピネットによるサーベイランスと針刺し事故防止策 本田(細野)なつ絵,吉澤 定子
●記述疫学に基づいたアウトブレイク発生時の対応 加來 浩器
第4章 知っておきたい耐性菌の特徴
●耐性菌の現状 山田 康一,柳原 克紀
●薬剤耐性獲得のメカニズム 和知野純一,荒川 宜親
●臨床上重要な耐性菌
3-1 MRSA:メチシリン耐性黄色ブドウ球菌 伊藤 輝代,平松 啓一
3-2 VRE:バンコマイシン耐性腸球菌 松本 哲朗
3-3 MDRP:多剤耐性緑膿菌 舘田 一博
3-4 PRSP:ペニシリン耐性肺炎球菌 保富 宗城,山中 昇
3-5 BLNAR(βラクタマーゼ非産生アンピシリン耐性)インフルエンザ菌 矢野 寿一
3-6 ESBL:基質特異性拡張型βラクタマーゼ 石井 良和
第5章 耐性化抑制を考慮した抗菌化学療法
●抗菌薬サイクリング,ミキシング 竹末 芳生,石原 美佳
●薬物動態学と薬力学に基づいた抗菌薬の適正使用
2-1 βラクタム系薬 木村 利美
2-2 アミノグリコシド系薬 森田 邦彦
2-3 グリコペプチド系薬 小林 昌宏,矢後 和夫
2-4 オキサゾリジノン系薬 北村 正樹
2-5 ニューキノロン系薬 松尾 和廣
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