国が進める地域包括ケアにおいて、薬局・薬剤師の役割に大きな期待が寄せられています。また、高齢社会における健康増進はもとより、新型コロナウイルス感染症をきっかけに新しい生活様式への変化に向け、人々の健康への意識は大きく変わってきています。

本臨時増刊号では、健康サポートの視点から地域の人々のセルフメディケーションや健康増進を推進するために、薬局・薬剤師がどのような知識を備えるべきかについて解説します。また、薬剤師が健康相談の対応において、薬局アイテムを用いてどのような介入・サポート・OTC薬販売、さらにはどの時点で受診勧奨を進めたらよいかなどについて、実際の事例を紹介して患者対応のコツを解説します。