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12月号では、日本製薬工業協会 品質委員会 製剤研究部会 E&L Project Teamによる「注射剤製造に用いるシングルユースシステム,包装資材および投与システム由来浸出物の評価・管理」を掲載。バイオ医薬品を中心に近年活発に導入されているシングルユース技術について、有効成分との反応・結合による変性・凝集等の懸念されるリスクを考察しています。
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●特集 時系列でみる 血球異常の治療と管理
企画:樋口 敬和(獨協医科大学埼玉医療センター輸血部)
赤血球、白血球、血小板異常などの血球の治療・管理は、検査結果など患者から得られた情報から、進行度や重症度をアセスメントし、迅速に治療に結びつけることが求められます。一方、患者の病態や状態はさまざまで、日々変動していく患者の情報を前に、基本的な治療に関する知識のみで状態を理解することは難しく、積極的な介入に苦手意識をもつ人も多いのではないでしょうか?
本特集では、血球異常の病態や検査所見の読み方などの基本的知識を解説したのち、患者の治療の時系列に応じて、各病態でどのような治療・管理が行われているのか具体的に紹介し、いまよりさらに積極的な介入につながる内容となるよう整理しています。
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●特集 基礎薬学と臨床を結びつける薬学的解釈 アカデミック・ディテーリング
企画:小茂田 昌代(千葉西総合病院 薬剤部/東京理科大学 薬学部)
アカデミック・ディテーリングとは、コマーシャルベースではない公正中立な基礎薬学と臨床のエビデンスをもとに、医師に医薬品比較情報を能動的に提供する活動のことです。同じような効果を示す薬でも基礎薬学的な違いがあり、患者の腎機能や肝機能障害などの背景や、服用中の医薬品との相互作用を考慮し、患者に最適な医薬品を臨床意思決定(Clinical Decision-Making)して、処方支援することが大切です。
本特集では、「非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)」をテーマに、薬剤師が臨床上のエビデンスを基礎として、化学、薬理学、薬物動態学の視点でそれぞれ掘り下げていき、処方の個別最適化にどのように貢献できるかについて考えていきます。
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11月号では、日本製薬工業協会 品質委員会 製剤研究部会から2つの記事を寄稿いただいています。1つ目はE&L Project Teamによる「非経口製剤の抽出物および浸出物評価のためのベストプラクティス」。もう1つは、MCSプロジェクトのメンバーによる「Manufacturing Classification System(MCS)に基づく経口固形製剤の製造方法選択の考え方に関するアンケート調査結果」です。それぞれ、品質担保上重要となる要素についての考察とアンケート調査の結果をまとめています。
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●特集 向精神薬はどこから使う?どう使う? 入院患者の精神症状
企画:井上真一郎(新見公立大学健康科学部看護学科)
一般病棟では、身体疾患やその治療、環境の変化などにより、不眠、不安、抑うつ、せん妄などの精神症状が出現することは決して少なくありません。それらの症状をどう評価し、どこから薬物療法をはじめればいいのか、またそのリスクやベネフィットについて、専門医がいない場合には特に悩ましく思うことは多いのではないでしょうか。本特集では、こうした薬剤の使用が悩ましい精神症状に出合った際のアプローチについて、症例・処方例を多く交え、エキスパートが具体的かつ実践的な内容で解説しています。
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●特集 「副作用が生じていないこと」を確認するための 副作用の機序とモニタリング
企画:林 昌洋(虎の門病院 薬事専門役)
薬剤師が担う副作用モニタリングにおいて「副作用症状はあるか?」に意識をとられがちです。見方を変えて患者の立場で考えると、日々感じている体調変化のなかに「副作用症状がないこと」を薬の専門職である薬剤師が確認していることが安心に繋がります。対人業務にシフトし患者に寄り添う薬局薬剤師にとっても、服薬アドヒアランスのサポートだけでなく、副作用の初期症状が認められないことの確認・評価は大切です。
本特集では、「副作用が生じていないこと」を確認するために、副作用の機序と薬局でのモニタリングポイント、症状評価の考え方について、薬局で副作用の初期症状が疑われる際の初期対応として薬剤師が行うべきことや医師へ情報提供する際のポイントについても解説します。
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書名 |
調剤と情報 2023年10月臨時増刊号(Vol.29 No.14)
ドラッグ・クエスト
処方鑑査に強くなる とある薬剤師の物語 |
定価 |
¥3,960(税込) |
在庫 |
○ |
●薬剤師なら誰もが避けて通れない“やらかし”を52のクエストで疑似体験!
●処方箋受付・処方鑑査時の勘どころやヒヤリ・ハット対策をわかりやすく解説!
処方鑑査には、薬剤の用法・用量をはじめ、患者の副作用歴や既往歴、病態に対して適切な処方であるかどうか、患者背景が考慮された処方であるのかなどの確認事項が多くあります。ゆえに、あらゆる視点から処方箋を確認し、処方意図を考察する応用力と注意力が必要とされ、処方箋を応需した際に「これは疑義が必要である」と瞬時に気づける力を養うことが重要です。
そこで本臨時増刊号では、薬局でよくみる「疑義がある処方箋」と「疑義がありそうだけれども、実は疑義照会が必要ない処方箋」を取り上げ、仮想症例をもとに「どの部分に疑義照会が必要なのか」「どこが見落としやすいポイントか」について解説。さらに、臨床力のレベルアップを目指して、疑義照会する際に医師に伝えるべきポイントや、代替薬の考え方と提案などもあわせて解説します。
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書名 |
月刊薬事 2023年10月臨時増刊号(Vol.65 No.14)
これが決め手! 同効薬の使いどころ
ケーススタディで学ぶ処方提案 |
定価 |
¥4,290(税込) |
在庫 |
○ |
●押さえておきたい同効薬の使い分けを徹底解説!
●代替薬提案の決め手となるポイントをケーススタディで紹介!
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●特集 「医薬物流の2024年問題を考える」
10月号では医薬物流について特集しています。2024年4月1日以降、トラックドライバーの時間外労働時間の上限が制限されることにより、「物が運べなくなる」として警鐘が鳴らされている「物流の2024年問題」。医薬品業界においても、安定供給の視点からその影響が危惧されていますが、GDPへの対応も適切に行ったうえで「2024年問題」をクリアするにはどうすべきか、さまざまな視点から考察しています。
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●特集 入退院支援を再点検!退院後を見据えた薬学管理
企画:森 直樹(御幸病院薬局)
薬剤師の入退院支援業務は、入院時の持参薬管理や術前休止薬の確認から、入院中の退院後を見据えた薬学管理、また退院時の情報提供など、多岐にわたり、これらすべて安全な薬物療法に欠かせません。しかし、さまざまな領域で情報がアップデートされるなかで網羅的に把握するのは難しいのが現状です。本特集では、薬剤師の入退院支援に関連して、患者の予後改善や再入院防止など、退院後を見据えた薬学管理のポイントを場面ごとに整理し、シームレスな転院・退院時指導に役立つ内容となるよう解説しています。
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●特集 その「なんで?」にお答えします 漢方の疑問解決スペシャル
漢方に関する疑問には、「薬理的」「薬物動態的」「実務的」などさまざまな疑問があります。しかしながら、これらの疑問に対する明確な回答を集めることは簡単ではなく、また漢方の勉強を進めようとしても答えにたどりつく前に挫けてしまい疑問解決を後回しにしてしまうことも少なくありません。
本特集では、漢方に関する素朴な疑問からニッチな疑問まで、さまざまな疑問から9つを厳選し、漢方を専門とする医師、薬剤師が解説。漢方薬に関する患者指導を一歩進めることができる内容です。
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●特集 「医薬品製造におけるアウトソーシングの最新動向」
9月号は医薬品製造アウトソーシングについて特集しています。製造・品質管理業務のアウトソーシングとその留意事項についてPMDAの著者がまとめているほか、企業における品質保証面でのCMOマネジメントの考え方と手法、バイオ医薬品製造・品質試験のアウトソーシングの動向についてのアップデート情報などを掲載しています。
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●特集 現場のもやもやをスッキリ除く 透析患者のくすりの疑問
企画:竹内 裕紀(東京医科大学病院薬剤部長)
透析患者では、腎不全への治療管理とともに透析関連合併症や併存疾患の治療などをあわせて実施するため、腎不全の病態、合併症、透析そのものを理解し、薬物投与設計を行っていくことが必要です。透析患者においては考慮すべき要因・背景が多いため、積極的な介入にハードルを感じている薬剤師は少なくないのではないでしょうか。本特集では、透析患者に特有の症状と薬剤の使い方について、臨床で悩ましく感じやすいテーマとして知っておきたい基礎の部分をピックアップし、エキスパートの先生方にQA形式で解説していただきました。また、透析関連の新薬などの最新トピックスも含め紹介しています。
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●特集 SDMは対人業務を目指す薬剤師の福音になるか Shared Decision Making
SDM(Shared Decision Making:共有意思決定)は治療選択肢が増える高齢社会の医療において、ますます有用になることは間違いありません。しかし、わが国におけるSDMに対する認識や実践は、まだまだこれからであるのと同時に、薬局薬剤師にとってSDMに取り組むことがチャンスであることに気づいている人は少ないのが現状です。したがって、現場で求められるスキルとしてSDMの概念をしっかりと理解しておくことが最も重要といえます。
本特集では、薬局薬剤師とSDMをテーマに基礎知識から疾患やコミュニケーションスキルまで、SDMの概念を詳細に解説します。
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●法令遵守、承認書遵守、GMPの要点について具体的な事例や対応策を交えて解説!
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●特集 「国内外の連続生産の最新動向と取り組み」
本号では連続生産技術の最新動向について特集しています。日本国内で2023年5月31日に「原薬及び製剤の連続生産に関するガイドライン」として通知された、ICH Q13の内容を解説しているほか、実際の取り組み例に見るバッチ式との比較などについてまとめています。
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●特集 JAPEP presents 多職種連携でみる 誤嚥性肺炎の治療と薬剤管理
企画:森川 暢(市立奈良病院総合診療科)
誤嚥性肺炎の治療・予防には、嚥下障害に対する適切なアセスメントや薬剤管理、口腔ケア、リハビリテーション、栄養管理など多職種による多面的かつ迅速なアプローチが求められます。本特集では、誤嚥性肺炎における多職種連携のレベルを高め、さらに薬剤師がより積極的な介入をしていくために押さえておきたい診断・治療・サポートに関する事項を多職種の視点を織り交ぜ、解説します。
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