Chernobyl Medical Fund Newsletter (11)


女医エカテリーナさんの近況 小川さん語る

 長野県立こども病院で研修中の女医エカテリーナさんとともに来日した通訳の小川良子さんが6月21日、チェルノブイリ東京事務所を訪問して下さいました。
 小川さんから、2週間が過ぎた県立こども病院でのカーチャ(エカテリーナさんの愛称)の研修ぶりを聞きましたので、ご報告します。
 カーチャの長野での生活は、まず同病院の研修宿泊施設でスタート。1週間後には病院から徒歩20分のアパートに移り、独り立ちしました。写真でご紹介しましたように、県立こども病院は周りを山に囲まれ、絵のように美しいところです。当然、コンビニなどは近くにはなく、小川さんと一緒に自転車で20分ほど走って、食料品などの買い物に。カーチャは最初、自転車にうまく乗れませんでしたが、すぐに乗りこなすようになり、今は周りの景色を満喫するほどの余裕も出てきたとか。小川さんが滞日中の間にカーチャが早く日本の食べ物に慣れるように、カツ丼、親子丼、ひじき、おいなりさんなどに挑戦してもらい、彼女はすべてクリアしたそうです。ちなみに、うどんよりもおそばの方が好きらしい。
 小川さんによると、ベラルーシ人は性格的に受け身の人が多いので、カーチャには「自分から積極的に動くように」とアドバイスしたとか(余談ですが、日本の若者たちにも耳が痛いかもしれません)。
 東京事務所で小川さんからカーチャの近況を聞いた後、一緒に東京・白金台のベラルーシ大使館に出向き(写真1)、書記官のセルゲイ氏にCMFが送る医療物資が迅速かつスムーズに同国の病院に届けられるよう、小川さんからも大使館の協力をお願いしてもらいました(写真2)。

 


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