Chernobyl Medical Fund Newsletter(2)


 チェルノブイリ医療基金 
平成22年度総会

理事長 千原 幹司

 はじめに昨年の10月29日、理事長の北和田修介さんが急逝され、12月19日の臨時社員総会で私が新理事長に選任されましたことをご報告いたします。

 北和田さんと私は、当NPO法人の立ち上げの時から率直に意見をぶつけ合い、活動の中から互いの役割分担も決めてまいりました。

 彼は私の苦手な官公庁への交渉や、渡航の企画・申請書類作成など綿密に作成・手配をしてくれました。私はその企画に従い、支援のための渡航等の実行と年度末に決算書類を作るのが役割でした。私たちはまさにいいコンビでありました。

 もちろん、このコンビが支援活動の企画・実行を継続できたのは、菅谷先生の明快な支援方針と、それを支え、役割分担で地道な仕事をしてくれた他の理事と、病院関係者をはじめ支援者の多くの方々のご協力があったからだと思っています。  今年度は、

故北和田修介さんの奥様が監事を引き受けてくださり、新体制でより活発に支援活動を進めてまいります所存ですので、皆様のご支援、ご協力、よろしくお願いいたします。

 さる6月5日に平成22年度の社員総会を開催いたしましたのでご報告いたします。


【平成21年度講演・事業報告】
  • 講演会:松本市(7/12、7/15、8/24、10/25)
  • 講演会:東京(9/26)
    昨年の活動は、菅谷先生の講演は松本と東京の5カ所で行われました。
  • ベラルーシ訪問(5/28〜6/4)
    5月末に3名の訪問団はベラルーシ共和国を訪れ、中村先生による2つの講演会の開催と、日本への研修医招聘のための面接を行いました。
    今年の1月18日より面接で招聘したオクサナ・テスロバ医師が長野県立こども病院の新生児科で研修に入り、7月7日に終了報告会の予定です。
    彼女は大変優秀な医師で、来日3カ月で新生児の肺の成熟度に関する論文を作成し、4月にヨーロッパの新生児医療学会誌に投稿しました。
    彼女は病院内で最新の新生児治療の技術をたくさん吸収していて、帰国後はベラルーシ国内で、医師や医学生にその技術を広めてくれるものと思います。
  • ニューズレター:23号(7/25) 24号(12/25)
【平成22年度活動計画】
  • ベラルーシ訪問医療支援活動(7/24〜29)
  • ニューズレター発行
  • 研修医招聘予定
【平成21年度収支報告】
 平成21年4月1日から平成22年3月31日までの収支計算書を支援者の皆様に分かりやすくまとめて掲載いたしました。
平成21年度収支報告
平成21年4月1日から平成22年3月31日まで(単位:円)
前期繰越金21,558,257
<収入の部>
寄付金1,562,930
会費10,000
利息7,538
合 計1,580,468
<支出の部>
ニューズレター発行297,583
旅費・交通費1,723,160
交際費62,866
事務費106,248
駐車料0
支払手数料76,820
家賃650,000
保険料87,400
通信費73,551
水道光熱費45,328
会費15,600
合 計3,138,556
次期繰越金20,000,169



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