Chernobyl Medical Fund Newsletter (1)


 支援者の皆々様へ

菅谷 昭


 
 様におかれましては、その後もお変わりなくお過ごしのことと拝察いたしております。
 いつもチェルノブイリ医療基金へのあたたかいお心遣いを賜り、あらためて深く感謝申し上げます。


 はじめに、当基金の事業運営の関係上、21号のニューズレター発行を遅らせましたことをお詫び申し上げます。今号は、昨年実施することができず、本年度の夏に延期しておりましたベラルーシ訪問事業の報告を中心に、支援者の皆様にホットなニュースとしてお知らせしたいと存じます。


 回は、長野県立こども病院院長の宮坂勝之先生の許可をいただき、中村友彦医師、佐野葉子医師、そして事務局より、千原、中澤の両氏が、短期間ではありましたが、ミンスク、ゴメリ、モーズリの各市を精力的に視察してくださいました。訪問団の帰国後に、視察内容の概要をお聞きしましたが、極めて貴重な成果が得られ、なおかつ今後の新たな支援の方向性も展望でき、大変うれしく思うと同時に、ご苦労いただいた4人の皆様に心より御礼申し上げます。また毎度のことながら、計画実施にあたって綿密な日程を組んでいただきました、ベラルーシ在住の通訳の小川良子さんに深く感謝を申し上げます。どうかそれぞれの報告記事を、じっくりお読みください。


 て私自身の状況につきましても、少々書かせていただきたいと存じます。
 平成16年3月に、はからずも松本市長に当選して以来、焦らず、気負わず、地道に、そして自分のできる範囲で、20年先、30年先を見据えて、誰もが住んでよかった、住んでみたいと思える街づくりに、市民の皆様とともに取り組んで参りました。市長就任後は、ただひたすら1期4年の任期を全うすることだけを考えて、市政運営にあたってきました。ところが、各界各層の皆さんや、多くの市民の皆様から、せっかく松本の街が変わってきたのだから、ぜひとももう1期をとのご意見をお聞きする中で、正直のところ大変悩んだ末、初出馬の時と同様、これも私に与えられた運命ではないかとの考えに至り、再度立候補することにしました。本年3月の選挙では、戦後最多の得票数となる多くの市民の皆様の信任を賜り、引き続き松本市長を担当させていただくことになりました。当基金の活動に十分な力を注ぐことができず、支援者の皆様や理事の方々に深くお詫びを申し上げます。ただ時間の許す限り、これまで通り私のできること(チェルノブイリ関連の講演など)は、精一杯努めて参る所存でございますので、ご理解いただきたくお願い申し上げます。


 猛暑の夏も去り、これから秋に向かいます。季節の変わり目、皆々様におかれましては健康に十分にご留意いただき、それぞれに意義ある日々をお過ごしくださいますよう念じております。



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