Chernobyl Medical Fund Newsletter
 (2)


チェルノブイリ医療基金

平成19年度総会

 つもチェルノブイリ医療基金にあたたかいご支援とご理解をいただき感謝申し上げます。
 さる6月25日平成20年度の総会を開催いたしましたのでご報告いたします。(出席者/菅谷、北和田、千原、大谷、鳥居、中澤、宮田)

《平成19年度事業報告》
 チェルノブイリ医療基金が、チェルノブイリ原発事故汚染地区への定期訪問検診と医療機器機材の支援活動をし、原発事故による放射能障害の影響を認識していただく目的で講演会等を開催しました。活動内容や現状についてはニューズレターを幅広く配付し、多くの支援者や一般の方々にも支援活動の必要なことを知っていただくことができました。

 
★平成19年度講演会
5/19:松本市保育園保護者会(松本市)150名 
6/ 2:日本サイコネフロロジー研究会(松本市)200名6/27:信州大学付属幼稚園 (松本市)150名 7/20:日本原子力学会(大町市)80名
8/28:信州大学シニアサマーカレッジ(松本市)30名
9/18:長野県小学校長研修協議会(長野市)400名9/15 :柏市医師会(柏市)100名   
10/12:新潟県立看護大学(新潟市)150名   
11/11:東大和市青年会議所(東大和市)100名
12/22:犬山市青年会議所(犬山市)200名
2/16 :女性団体連絡協議会(松本市)60名

★平成19年度ニューズレター発行
*第19号:7月15日 *第20号:12月25日 
   
《平成20年度活動計画》
 昨年9月にベラルーシを訪問する予定が延期となっていましたが、今年7月25日から8月2日まで長野県立こども病院の中村友彦、佐野葉子両医師、CMFからは千原、中澤がベラルーシを訪問しました。ベラルーシ保健省をはじめ数多くの産院、小児病院等を視察し、保健省の副大臣から今後の医療協力への提案をする親書(次頁参照)を受けました。これからCMFの活動をするにあたってますます身の引き締まる思いです。中心となって活動してくださった中村先生、佐野先生に心より御礼申し上げます。また、現地でコーディネートをしてくださった通訳の小川さんに感謝申し上げます。


《平成19年度会計報告》
 平成19年4月1日から平成20年3月31日までの収支計算書を支援者の皆様にわかりやすくまとめて掲載いたしました。
平成19年度収支報告

<収入の部>
  
前期寄付金残高
  寄付・会費・入会金
  利息
  家賃返戻金


20,133,208
3,404,827
947
88,320

合 計 23,627,302
<支出の部>
  
ニューズレター発行
  旅費・交通費
  交際費
  駐車料
  支払手数料
  家賃
  通信費
  水道光熱費

203,153
84,525
7,288
900
5,120
600,000
89,071
46,034
17,800

合 計 1,053,891

当期収支差額
前期繰越金

22,573,411
924,198

合 計 23,497,609

 *****


 今年の3月末、長い間CMFを支援してくださっていた三重県津市の「リサイクルショップ・チェルノブイリ」が閉店されました。また、「通販生活」も今年の夏号で、18年間にもわたるチェルノブイリ救援活動を終了されました。いままで本当にたくさんのあたたかいご支援をいただき、ありがとうございました。


 今年1月16日に松本市で市制施行100周年を記念してトークショーが開催されました。
 日野原重明先生、小澤征爾さん、樹木希林さん、菅谷先生という豪華な顔ぶれで、大勢の市民が中身の濃いトークに楽しく貴重なひとときを過ごしました。進行役をされた樹木希林さんがその折の出演料の全額をCMFに寄付して下さいました。心より感謝申し上げます。
 チェルノブイリ原発事故から今年で22年、年月が過ぎていくと様々なことが忘れ去られようとしていますが、広島・長崎の原爆の被災者が63年過ぎた今も苦しんでいるように、世代を超えた放射能の影響はまだ分かっていません。すべてを風化させないように、私たちひとりひとりが心に刻み付け、「チェルノブイリを忘れないで」と、伝えていかなくてはならないと思っております。支援者の皆様、これからも変わらぬご理解とご支援をお願い申し上げます。
                  (理事長 宮田貴美子)




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