2025.01.10

【編集担当の新刊紹介】「治療薬ハンドブック2025」 ココを見てください!

【編集担当による新刊紹介】「治療薬ハンドブック2025」 ココを見てください!

 こんにちは。「治療薬ハンドブック」編集部のKです。

 毎年ご好評をいただいている「治療薬ハンドブック」の2025年版がいよいよ発売となりました!

 医薬品情報書籍である「治療薬ハンドブック」は、臨床の第一線で活躍されている数多くの執筆陣により毎年丹念な見直しが行われていますが、なかでも医師に執筆いただいている「処方Point」、薬剤師に執筆いただいている「薬剤Point」といった“臨床情報”を掲載していることが最大の特徴であり、最もお薦めしたいポイントです。

 もちろん、2025年版でも臨床情報は最新の内容にアップデートされており、多くの方にご覧いただきたい箇所ですが、そのほかにもいくつか「ココを見ていただきたい!」と思う点がありますので、この場をお借りして編集部の私から紹介させていただきます。

治療薬ハンドブック2025

治療薬ハンドブック2025

薬剤選択と処方のポイント

定価4,950円(本体4,500円+税10%)

「知りたい」を、どこででも。

新項目「授乳婦」を追加。RMP資材の有無や包装単位など、実用的な情報がさらに充実。また、治療薬ハンドブック付録の無料アプリは、書籍と同じ情報をいつでも・どこでも見られます。

「治療薬ハンドブック2025」のイチ押しポイント


ポイント① 授乳婦の薬物療法がひと目でわかる新設項目


 「治療薬ハンドブック」には、じほうが刊行しているさまざまな書籍のエッセンスが詰め込まれています。例えば、「錠剤・カプセル剤粉砕ハンドブック」「内服薬経管投与ハンドブック」「妊娠と薬」などの書籍から一部の情報を転載しているのですが、2025年版では新たに「授乳婦と薬 第2版」(2023年9月刊行)に掲載されている「授乳婦薬物療法の分類基準」を臨床情報として転載しています。これにより、その薬剤の母乳への移行性情報や乳児への有害事象情報がひと目でわかるようになりました。


 「B」は「ヒト母乳への移行は比較的少なく、RIDは10以下であると報告されている薬」を表し、「NE」は「No Event:本薬服用中の授乳婦の児に有害事象は認められていない薬、または、正常な発育を確認したとの情報がある薬」を表します(本書凡例ページを参照)


ポイント② 包装単位情報がさらに充実


 これまで、外用剤等の一部の剤形にのみ記載していた包装単位を散剤や顆粒、細粒、シロップ、内用液等にも表示させました。分包品の包装単位もわかり、薬剤の選択や比較の際にも、より便利になりました。



ポイント③ RMP資材の有無がひと目で確認可能


 2024年の調剤報酬改定で新設された「特定薬剤管理指導加算3のイ」の算定には、「患者向けRMP資材」の活用が必要となりますが、「治療薬ハンドブック」ではその資材の有無がひと目でわかります。それぞれのマークをぜひ覚えていただいて、算定にお役立てください!

(「治療薬ハンドブック2025」凡例より)

ポイント④ 大好評のアプリも付いてくる!


 「治療薬ハンドブック」に付属しているスマートフォン・タブレット向けアプリは別売りではなく、無料でご使用いただけます。アプリをダウンロードし、書籍に封入されているシリアルコードを登録すれば、購入者特典の機能がフルで利用できるようになります。例えば、製剤写真・化学構造式の閲覧、添付文書・インタビューフォーム等へのリンク、日々の医薬品関連ニュースの閲覧、ウェブセミナー動画の視聴、問題集(総説Q)の利用が可能となるほか、書籍同様に総説や付録も電子書籍感覚で閲覧できます。ブックマーク機能やメモ機能、採用薬登録機能もあり、至れり尽くせりのアプリとなっております。なんとオフラインでも使用可能です!

「治療薬ハンドブック2025」をぜひお役立てください


 「治療薬ハンドブック」は2008年の初版刊行以来、2025年版で18冊目となり、これまで毎年1月の刊行に向けてさまざまな改良を加えてきました。ここではご紹介しきれないほどの多様な特徴がありますが、その多くは読者様から寄せられたご要望をもとに取り入れてきたものであり、必ずや医療者の皆さまのお役に立てるものと自負しております。まだ「治療薬ハンドブック」を使用されたことのない方も、ぜひ一度お手に取っていただければ幸いです。

 また、編集部では書籍・アプリともさらなる改良を追求していきますので、ぜひ今後も「治療薬ハンドブック」の進化を見守っていただきたいと思います。

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