薬剤師も知っておきたいお金のコト|この春、ライフイベントのことを考えてみませんか

みなさんこんにちは。書籍『知らないと絶対損する 薬剤師のためのお金(マネー)の強化書』、愛称「薬マネ」の編集を担当したOです。
まだ肌寒い日もありますが、日に日に近づく春の足音が聞こえてきます。春は別れの季節でもあり、新しい出会いの季節でもあります。
今回は無事国家試験に合格され、薬剤師人生のスタートを切るみなさんにむけ、ライフイベントとお金について、「薬マネ」著者のKeyさんにお話をお伺いします。


薬剤師は比較的収入が安定している職種だと思われがちですし、実際に大きく収入が崩れにくいかもしれませんが、年齢とともに自然に年収が上がり続ける時代ではありません。昇給幅は勤務先によってかなり違うと思います。つまり、「安定しているから大丈夫」と思って何も考えずにいると、将来まとまった支出が来たときに慌てることになりかねません。


たとえば
・何歳くらいで一人暮らしを始めるか
・結婚するかどうか
・子どもをもつか
・車を買うか
・住宅を購入するか
・親の介護が必要になるか
・何歳頃まで働きたいか
こうした出来事をライフイベントとして並べていきます。
これは「結婚しなければならない」「家を買わなければならない」という話ではありません。結婚しない人生もありますし、子どもをもたない人生もあります。自分にとってどんな人生を送りたいかを考えることに意味があると思います。


まず1つ目が教育費です。子どもが生まれたら、保育園、幼稚園、小学校、中学校、高校、大学と、成長に合わせて教育費がかかります。公立か私立かでも差が大きいですし、塾や習い事も加わります。
2つ目が住宅費です。賃貸を続けるのか、住宅を購入するのかで家計構造が変わります。住宅購入は頭金だけでなく、その後のローン返済、固定資産税、修繕費まで含めて考える必要があります。
3つ目が老後資金です。現役時代は給与がありますが、定年後は年金中心になります。医療費や介護費も増えるので、現役時代から少しずつ準備する必要があります。
さらに三大費用に加えて、
・結婚費用
・出産費用
・車の購入・買い替え
・旅行
・資格取得費用
・親の介護
などが大き目にかかってきそうなお金です。




横軸は西暦、
縦軸に
・自分や家族の年齢
・収入
・ライフイベント
・支出
を並べていきます。


人生は予定どおりには進まないものですので、ざっくりで十分だと思います。転職するかもしれませんし、結婚時期もわかりません。親の介護が急に始まることもあるかもしれません。ですので、ライフプランニング表は「一度作って完成!」ではなく、1年に一度は見直してみて更新したいものです。


たとえば、毎月3万円余るなら年間36万円。
5年で180万円です。
逆に、毎月1万円の無意識な浪費があると5年で60万円です。
こういう見方が将来の住宅頭金や教育費につながっていくと思います。


薬剤師という資格は大きな武器です。その武器を長く活かすためにも、仕事だけでなく、お金と人生の設計も少しずつ学んでいってほしいですね。

- SECTION 014 【STEP 1】適切な家計管理の習慣化で月の収支を知る
- SECTION 018 【STEP 2】源泉徴収票と月々の家計管理表から年間の収支を知る
- SECTION 019 【STEP 3】実現したいライフイベントを書き出そう! 主なライフイベントとお金の話
- SECTION 020 【STEP 4】あなただけのライフプランニング表を作成する

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メディカルタックスを立ち上げ、サイト運営・記事執筆を中心に行っている。1986年生まれ。大阪薬科大学(現 大阪医科薬科大学)大学院卒。薬剤師、FP2級、基本情報技術者、簿記2級。現在は製薬企業に勤めながら、副業で個人事業主として株式会社PASSMEDのサイト運営・SEO対策・記事執筆・監修、メディカルライター業に取り組んでいる。著書に『知らないと絶対損する 薬剤師のためのお金(マネー)の強化書』(じほう)、『薬剤師になったら最初に読みたい 大学で教えてくれなかったお金の本』(じほう)、共著『新薬情報オフライン』(金芳堂)。
