近刊・新刊書籍紹介[2025年9月]

2025年9月の近刊・新刊書籍

病態を理解するための
臨床検査値判読マニュアル
定価3,960円(本体3,600円+税10%)
臨床検査値を読み解き、より深く病態が理解できます!
チーム医療において臨床検査データは、病態を理解するために最も客観的で重要な共通言語の一つ。本書は「第1章 基本的検査検査」、「第2章 病態別検査」と、診断の流れに沿って構成されているため、臨床検査値からより深く病態が理解できます。

どんなセッティングでも応用できる
大路のロジックで紐解く感染症診療
定価4,400円(本体4,000円+税10%)
3つの情報源(病歴・自覚症状、身体所見、検査)から鑑別診断を絞り込む!
一般感染症診療は、診療報酬の抗菌薬適正使用支援加算を考えていくうえで非常に大切ですが、どのように取り組んでいったらよいのか戸惑っている方も少なくありません。本書では、できる限り簡単に一般感染症診療を解説します。

精神科医療を理解するための
精神科薬物療法テキストブック
定価3,960円(本体3,600円+税10%)
精神科医療に関わる薬剤師必読!
好評を博した「調剤と情報」臨時増刊号が待望の書籍化。精神科医療で扱う薬剤の基礎知識やDIEPSSなどのツールの活用法はもちろん、ガイドラインに基づく薬剤選択や患者背景に応じた注意点、さらには日本の精神科医療の変遷、精神保健福祉法の概要・制度に関する章も新設し、必要な情報を網羅した充実の1冊となっています。

よくある不安や疑問に応える
妊娠・授乳と薬のガイドブック 第2版
定価3,520円(本体3,200円+税10%)
好評書が最新のエビデンスに基づき6年ぶり改訂!
頻用薬について、妊娠時・授乳時の服薬の可否判断の考え方や根拠、現場でのアドバイス例をケーススタディでわかりやすく解説。服薬指導時や知識のアップデートに、また、これから学ぼうとする方の最初のテキストとしてもお勧めです。

添付文書がちゃんと使える薬物動態学
定価3,960円(本体3,600円+税10%)
付録アプリで「薬物動態学」を基にした添付文書の深読みを学習できる!
本書は、付録のアプリの活用法として、薬剤の投与法の裏付けとなる理由を理解したり、用法・用量や剤形を変えた場合の推測などや、腎機能低下、肝機能低下、高齢者、併用薬など、血中濃度が変化しうるさまざまな状況を解説。「薬物動態学」を基にした添付文書の深読みを実践的に学習できる1冊です。

3年目までは持っておきたい
病棟で使える薬のお守り
定価2,420円(本体2,200円+税10%)
薬で困ったら、「薬のお守り」でインシデントを回避しよう!
本書は、看護師の薬への不安に応えるため、「臨床で広く使われる薬剤情報を必要最低限かつ的確にまとめる」ことに注力しました。5W1Hで厳選された情報は、作用・効果、注意すべき副作用、投与時のポイント、相互作用など、現場で本当に必要なエッセンスばかり。まるで頼れる先輩がそばにいるように、困った時に開けば、知りたい情報がきっと見つかります。

糖尿病の薬学管理必携 第2版
糖尿病薬物療法認定薬剤師ガイドブック
定価5,500円(本体5,000円+税10%)
「糖尿病薬物療法認定薬剤師」試験対策用の公式ガイドブック!
日本くすりと糖尿病学会編集による公式ガイドブック待望の改訂版。認定を目指す薬剤師には必読であるのはもちろん、日々、糖尿病患者と向き合う薬剤師の臨床業務の向上・知識のアップデートにも最適な1冊です。

実例から学ぶレギュラトリーサイエンス
定価5,500円(本体5,000円+税10%)
薬学におけるレギュラトリーサイエンス教育に利用できる!
レギュラトリーサイエンス(RS)は科学技術の成果を「人と社会」に調和(レギュレート)させ、真に役立たせるために必要な独自の科学分野とされています。本書は、RSに関する総論と医薬品、医療機器、食品、化学物質に関する最新の話題を各論として解説。医薬品等を扱う研究機関や企業、また薬学におけるRSの教育実践にも利用できる構成になっています。

ICH原薬GMP Q&A集 第3版
現場が求めるグローバル対応の実践知識
定価7,150円(本体6,500円+税10%)
原薬GMPに関連する実務者必携の書!
本書は、ICHQ7(原薬GMPのガイドライン)を中心に、ICHQトリオと呼ばれるQ8(製剤開発)、Q9(品質リスクマネジメント)、Q10(医薬品品質システム)、ならびにQ11(原薬の開発と製造)などの関連ガイドライン等にも触れながら、原薬の製造や品質管理に関する方法論や事例などについて、実践的な知識をQ&A形式でまとめています。
最新号のご紹介|2025年9月号

月刊薬事 2025年9月号(Vol.67 No.11)
企画:岸 拓弥(国際医療福祉大学大学院医学研究科循環器内科学 教授)
【特集】病態生理がわかればマネジメントがわかる! 心不全の「なぜ?」
心不全患者の管理においては予後改善のための介入が必要となります。しかし、心不全はさまざまな原因により発症・増悪するため、病態の背景を理解したうえで適切にアセスメントし、原因に応じたアプローチをすることが求められます。
本特集では「なぜ?」を切り口に、心不全の原因、症状、治療、管理などについて臨床現場で遭遇する疑問をピックアップし、メカニズムを理解したうえで適切なマネジメントのためにどう行動すればよいか解説します。

調剤と情報 2025年9月号(Vol.31 No.11)
企画:山内 高弘(福井大学医学部 血液・腫瘍内科)
【特集】尿酸血症患者に対するライフスタイル指導
高尿酸血症は、単に痛風のリスク因子としてだけでなく、腎障害や心血管疾患、メタボリックシンドロームとも深く関連する慢性疾患です。薬剤師の業務上、高尿酸血症と診断された患者や、糖尿病・高血圧・CKDなどを背景に尿酸値の上昇がみられる患者と日常的に接する機会が多いといえます。 本特集では、「生活指導」という切り口から、薬局現場での高尿酸血症患者への対応力を高めることを目的に、実践と知識の両輪を支えます。