【じほう編集部の好評書紹介】『妊娠・授乳と薬のガイドブック第2版』の見どころ(前編)

こんにちは。じほう編集部のIです。
今回は、新年度を迎えて、新たな勉強に挑戦したい方におすすめの書籍『よくある不安や疑問に応える 妊娠・授乳と薬のガイドブック第2版』(2025年9月刊)をご紹介します。
まず、本書の内容をざっくりご紹介すると…
・愛知県薬剤師会主催「妊娠・授乳サポート薬剤師」が妊婦・授乳婦から受けた相談事例約20,000例のなかから、特に相談件数の多かった薬剤を取り上げ、投与可否の考え方や患者へのアドバイス例を紹介。
・大好評を博した第1版(2019年5月刊)を約6年ぶりに改訂。国内外のガイドラインや各種文献の最新情報を盛り込んだほか、近年、妊婦・授乳婦からの相談が増えている薬剤についても新たに解説を加えました。
・解熱消炎鎮痛薬や抗菌薬、抗アレルギー薬、睡眠薬や抗うつ薬などなど、薬局薬剤師が日常的に扱う薬剤を網羅。しかもA5判・296ページと、この領域ではコンパクトなサイズ感に抑えることで、必要なときにさっと手に取りやすいようにしました。
ここからは、本書の紙面をお示ししながら、見どころや改訂時の工夫などを、「妊婦編」と「授乳婦編」の2部に分けてご紹介します。
まずは「妊婦編」から…

よくある不安や疑問に応える
妊娠・授乳と薬のガイドブック 第2版
定価3,520円(本体3,200円+税10%)
大好評を博した『妊娠・授乳と薬のガイドブック』を最新のエビデンスに基づき6年ぶりに改訂!
妊娠中・授乳中の患者に対し、薬剤師が服薬の可否を適切に理解し、必要な薬物治療と妊娠・授乳とを安全に両立できるようサポートすることは欠かせません。本書では、頻用薬をケーススタディ形式で取り上げ、服薬の可否判断の考え方や根拠、現場でのアドバイス例をわかりやすく示しました。さらに、妊娠・授乳の基礎知識や、適切な情報の調べ方・評価の仕方についても丁寧に解説。服薬指導時や知識のアップデート、これから学ぼうとする方の最初のテキストとしてもお勧めです。
見どころ①:妊婦からの相談事例をベースにした解説
本書のメインとなるのは薬効別の解説です。「妊婦編」の第2章では、薬局を訪れた妊婦からの相談事例をベースに、頻用薬の安全性や投与可否の考え方を解説していきます。

さまざまな研究報告や各種パラメータを踏まえて、母親が服用した薬剤が胎児に与える影響を検討し…

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最後に、「今回のケースでのアドバイス例」を掲載。なかなか不安をぬぐえない患者に寄り添うように、薬の投与可否やその根拠をわかりやすく伝えるアドバイスが参考になります。

見どころ②:安全性評価に必要な情報を整理した「表」が使いやすい!
第1版を読んでくださった読者の皆様から「使いやすい」との声を数多くいただいたのが、妊婦における薬の安全性を評価する際に必要な各種パラメータをまとめた表です。妊娠・授乳サポート薬剤師が応需した相談のうち、妊婦からの相談が特に多かった薬剤(原則としてトップ3)の情報を掲載し、本文でもそれぞれ詳しく解説しました。
表内では、添付文書の記載や、国内外の主要文献における最新の評価も引用。目の前の患者さんへの対応やアドバイスを検討するうえで、大きな助けになります。

第2版ではフォントや表サイズの見直しなどを行い、見やすさをアップしました!
見どころ③:現場の医師の考え方が垣間見える「Dr.の視点」
薬剤師も知っておきたい、医師の処方の考え方や患者対応の考え方を紹介したコラム「Dr.の視点」も第1版から内容を一新。第1版では一部の薬効のみの掲載でしたが、読者の皆様からのご好評にお応えし、第2版では全項目(全薬効)で「Dr.の視点」を掲載しています。

以上、『妊娠・授乳と薬のガイドブック 第2版』のなかから、まず「妊婦編」を取り上げて、見どころや改訂時の工夫などをご紹介しました。
続いて、後編では「授乳婦編」についてご紹介します!
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