実例から学ぶレギュラトリーサイエンス

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●薬学におけるレギュラトリーサイエンス(RS)教育に利用できる!

 
レギュラトリーサイエンス(RS)は科学技術の成果を「人と社会」に調和(レギュレート)させ、真に役立たせるために必要な独自の科学分野とされています。本書は、RSに関する総論と医薬品、医療機器、食品、化学物質に関する最新の話題を各論として解説し、医薬品医療機器等法の改正やモダリティ医薬等の新たなテーマを含め、医薬品等を扱う研究機関や企業、また薬学におけるRSの教育実践にも利用できる構成になっています。
編著
レギュラトリーサイエンス研究会/編
発行日
2025年9月
判型
B5判
ページ数
224頁
商品コード
56792
ISBN
9784840756792
カテゴリ
目次

CONTENTS

 

総論

1.レギュラトリーサイエンスの目的と定義

2.医薬品

3.医療機器

4.食品

5.環境化学物質(大気,水,土壌,家庭用品)

6.薬剤師とレギュラトリーサイエンス

 

医薬品

1.医薬品における薬剤反応性の民族差評価

2.医薬品の承認審査における海外安全性情報の評価―COX-2阻害剤の事例―

3.N-ニトロソフェンフルラミンの食薬区分

4.生薬製剤のリスク区分

5.天然物医薬品の品質保証

6.医薬品の品質を規定する物理的化学的特性の管理と設定―球形吸着炭製剤を例に―

7.医薬品の安定性およびその評価

8.生物学的同等性の評価におけるバイオウェーバーと複雑な製剤の試験設定

9.特例承認制度と新型コロナウイルス感染症治療薬

10.医薬品の安全性薬理試験の最近動向

11.脂質ナノ粒子製剤の特性評価

12.欧州医薬品庁との革新的医薬品に関する共同リフレクションペーパー策定

13.医薬品中の変異原性不純物の評価と管理

14.生物学的製剤の承認審査

15.バイオ医薬品の品質・安全性確保

16.ヘパリン異物混入問題と日本薬局方改正

17.品質が確保された医薬品の安定供給

18.RMPの効果の向上

19.医薬品開発と承認審査におけるモデリング&シミュレーションの活用 感染症領域の医薬品の事例

20.核酸医薬およびmRNA医薬の特徴と品質評価

21.ICH-S11ガイドラインのWoEアプローチにおける考慮事項

22.バンコマイシンTDMガイドラインの改訂

23.吸収促進剤

 

医療機器

1.医療機器のクラス分類と一般的名称

2.次世代医療機器・再生医療等製品評価指標

3.プログラム医療機器の実用化を促進する施策や体制

 

再生医療等製品

1.細胞加工製品の造腫瘍性評価の考え方と試験法

2.細胞加工製品の評価指標(開発から承認審査まで)

 

化粧品等

1.薬用化粧品による健康被害(白斑)の再発防止について

 

食品

1.我が国の食品添加物の指定及び改正

2.食品中の放射性物質の規制と現状

3.食品中の残留農薬等の基準値設定の流れ

4.遺伝子組換え食品の表示制度の改正

5.食物アレルギーに関する表示制度

6.ゲノム編集技術応用食品の事前相談・届出制度

 

化学物質

1.化学物質のインビトロ発達神経毒性試験

2.安全性試験と動物代替法

3.OECD吸入毒性試験ガイドライン

4.遺伝毒性物質のリスク評価と閾値

 

環境化学物質

1.水道水質基準の逐次改正

2.室内濃度指針値

3.家庭用品中の化学物質による健康被害防止に向けた対策

 

座談会

薬学部におけるレギュラトリーサイエンス教育を考える