ゆっくり解説
YouTubeなどでおなじみの霊夢と魔理沙が教える臨床統計の第2弾。今回のテーマは、論文を読むためにも書くためにも避けて通ることのできない検定・解析です。本書では、スチューデントのt検定、相関係数、重回帰分析、カプラン・マイヤー曲線、メタアナリシスなど、よく見る・よく使う用語を一から解説。「そもそも検定って何?」「データはあるが解析手法がわからない」「初心者向けの解析手法を知りたい」など、陥りがちな間違いも含めてこの1冊でわかります。1冊目を読んでいない方もすんなり読むことができます!
本書は第1巻の続編という都合上,第7章から始まっていますが,1冊目をお持ちでない方も問題なく読むことができます。
第7章 順序変数・量的変数の比較
1 順序変数・量的変数の比較総論
2 スチューデントのt検定
3 マン・ホイットニーのU検定
4 コクラン・アーミテージ検定
5 対応のあるt検定
6 ウィルコクソン符号順位検定
7 一元配置分散分析
8 クラスカル・ウォリス検定
第8章 診断精度解析
1 診断精度解析総論
2 診断精度解析:二値変数検査モデル
3 診断精度解析:順序変数検査モデル
第9章 相関係数
1 相関係数総論
2 ピアソンの積率相関係数
3 スピアマンの順位相関係数
第10章 多変量解析
1 多変量解析総論
2 重回帰分析
3 ロジスティック回帰分析
4 傾向スコアマッチング
第11章 生存時間解析
1 生存時間解析総論
2 カプラン・マイヤー曲線
3 ログランク検定
4 コックス比例ハザードモデル
第12章 メタアナリシス
1 メタアナリシス総論
2 メタアナリシスのデータ入力
臨床現場における統計学の理解は以前にも増して重要になっている。前世紀において医学研究といえば基礎研究が想定され,臨床研究は王道から外れた研究とみなされることが多かった。しかし,20世紀終盤よりエビデンス重視の世界観が広まり,臨床研究の重要性が広く知られることになった。臨床研究においては臨床統計が基本言語として用いられるため,臨床統計の理解がないとおよそ臨床論文が理解できない。多くの病院や研究室では高校の英語の授業のように,英論文を日本語に翻訳して発表する行為を抄読会として行っているが,残念ながらそのような抄読会を行っている医師らの大半は臨床論文を理解していないと思われる。残念ながら,指導をしている管理職や教員が臨床統計をまったく理解しておらず,そのような環境で学んでも臨床統計力は身につかないであろう。
本書は,臨床論文の読み書きに興味をもつ若手医師・薬剤師・MRらを念頭に,臨床統計の本質をわかりやすく伝えることを目標に執筆している。前著の序文と重複するが,医療従事者でない統計家の執筆した本は臨床統計の現場のニーズを外した教科書が多く,一方,医師の書いた本は統計ソフトの指南書という傾向が強く統計の本質を学べないことが多い。本書は引き続き霊夢と魔理沙に登場願って,医療従事者が臨床統計の本質を掴みつつ論文の読み書きの助けになる内容を目指している。
横浜市立大学附属病院化学療法センター センター長
堀田 信之
YouTubeなどでおなじみの霊夢と魔理沙が教える臨床統計の第2弾。今回のテーマは、論文を読むためにも書くためにも避けて通ることのできない検定・解析です。本書では、スチューデントのt検定、相関係数、重回帰分析、カプラン・マイヤー曲線、メタアナリシスなど、よく見る・よく使う用語を一から解説。「そもそも検定って何?」「データはあるが解析手法がわからない」「初心者向けの解析手法を知りたい」など、陥りがちな間違いも含めてこの1冊でわかります。1冊目を読んでいない方もすんなり読むことができます!
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