CHAPTER 1 がん(CASE 1~25)
CHAPTER 2 高血圧症(CASE 26~32)
CHAPTER 3 糖尿病(CASE 33~38)
CHAPTER 4 心疾患(CASE 39~48)
CHAPTER 5 脳血管障害(CASE 49~53)
CHAPTER 6 精神神経疾患(CASE 54~61)
CHAPTER 7 免疫・アレルギー疾患(CASE 62~74)
CHAPTER 8 感染症(CASE 75~86)
付録1 地域医療(CASE 87~100 中毒,代替調剤,在宅医療など)
付録2 国試で解く8疾患(第106~110回より計212問)
掲載医薬品一覧
臨床検査値の基準範囲
〈はじめに〉
薬学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4 年度改訂版)が改訂され,「F 臨床薬学」の学修を,以下の3 つのフェーズに分類しています。
①「大学」で行う患者個別の薬物治療を中心とした学修
②「医療現場」等で患者・生活者から学ぶ臨床における実務実習
③ 「実習終了後に各大学が行う」卒業に向けた臨床薬学の深化・一般化を進める学修
今回の改訂では,将来の薬学教育を遂行するには,学生の知識や能力向上が必要であり,そのために大学が成すべき役割を明確にしています。特に各大学のディプロマ・ポリシーとつながる,③「実習終了後に各大学が行う」卒業に向けた臨床薬学の深化・一般化を進める学修については,多くの大学で未実施であると報告されています。
次に,②の医療現場における学びの重要性が指摘されています。問題発見と課題探求,そして現在の自分の能力と現場が求める能力との乖離を認識する学習です。現場では医薬品ならびに疾患・治療に係る基礎知識が必要となります。その基礎を学ぶ①の大学で行う薬物治療での知識蓄積や患者さんへのコミュニケーション力の大切さを認識して実務実習に臨めば,非常に大きな成果が得られると考えます。しかし,実習における目標や評価が学生に正確に理解されないと,実習そのものが形骸化する可能性があります。大学は①,②,③の学習を通して学生のレベルアップを図ることが求められています。
京都府薬剤師会は平成22年4 月に京都府病院薬剤師会と組織統合を行ったのを機会に,実務実習の分野においても,薬局と病院が協働してグループ実習を実施しております。また,同29年に発行した「症例から考える代表的な8 疾患」は改訂を重ね,多くの施設から好評をいただいております。本書は新しい症例等も網羅しておりますので,実務実習の他,大学における基礎学習にも応用していただければ幸いと考えております。
今回,2024-25版発行から2 年が経過したのを機会に,新規医薬品を加えるなど更なる充実を図るため,改訂を行うに至りました。
本書を有効に活用していただき,薬局と病院,そして大学が一層密接な連携を取ることで,充実した参加型実習を実施していただけることを期待しています。
最後になりましたが,本書の編集・出版にご尽力いただきました株式会社じほうに厚くお礼申し上げます。
2026年1 月
一般社団法人 京都府薬剤師会
会長 河上 英治
〈2026-27発刊にあたり〉
2023年12月,実務実習ガイドラインが改訂され,臨床における実務実習は,単に実務経験を積み,技能を向上させるのみならず,医療チームの一員として主体性を持ち積極的に参加すること,そして,薬剤師の職業的な知識・思考法・技能・態度の基本的な部分を学ぶことを期待している。附属病院を持たない薬学部は他の医療系学部と比較して,臨床現場の臨場感や緊迫感を体験できる機会は少なく,実務実習はこれを補う貴重な体験学習である。この制度を上手く活用することで,大学の教育だけでは補えない,生命倫理に基づく医療人としての自覚と責任感の養成が可能となると考える。
そのためにも,
1) 受入側は,継続的な患者担当による学修機会を確保すること。実習内容のマンネリ化を防止し,公平な実習を実施するため施設間格差を是正する。そして高齢化した指導薬剤師の世代交代をスムーズに進める必要がある。
2) 大学は,効果的な実習を担保できる学生の資質・能力を確保する。また学生に対しては,実務実習の意義を正確に伝え,実習に取り組む姿勢,心構え,礼儀,やる気などの維持に努める。指導薬剤師のモチベーションは,学生のやる気や質により左右される傾向にあることを,学生担当教員は把握すべきと考える。
京都府薬剤師会は実務実習内容を平均化することを目的とした「症例から考える代表的な8 疾患」を2017年から発行してきた。本書は比較的新しい症例が網羅されており,実務実習はもとより,大学における事前学習にも応用できると考えている。今回,2024-25版発行から2 年が経過し,この間,がん領域では抗体薬物複合体(ADC)や新しい分子標的薬が開発され,またリウマチ疾患ではMTX(メトトレキサート)の皮下注射が使用可能となった。さらにアトピー性皮膚炎の領域では,最近5 年間で7 種類の新薬が登場するなど,治療ガイドラインが改訂されたものも数多くあり,本書も医療現場の実情を反映させるため改訂することとした。
本書の解答(解答・解説編(別冊))は1 例であり,指導薬剤師とのディスカッションを通じて,患者の状態にあわせた答えを導き出していただきたい。また学生の理解度にあわせて,受入施設独自の設問を加える等の工夫をすることで,実習にバリエーションを拡げていただければ幸いである。
最後に本書の編集・出版にご尽力いただきました株式会社じほうコンテンツ編集局・大磯洋彦氏,営業局・川畑寿弘氏に深く謝意を表する。
2026年1 月
一般社団法人 京都府薬剤師会
編集代表 髙山 明
編集代表 北田 徳昭
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