救急・ICU・病棟ですぐに役立つ!
お知らせ
2025年10月20日 参考文献の関連サイトなどをこちらから参照できます
第1章 現場で役立つ救急対応の基本と実践
1 二次救命処置
2 急性心不全
3 てんかん重積状態
4 外傷の感染予防① 開放骨折
5 外傷の感染予防② 頭部外傷
6 外傷の感染予防③ 腹部外傷と脾臓摘出
7 経口抗凝固薬使用中の出血
8 糖尿病性ケトアシドーシス・高浸透圧性高血糖状態
第2章 患者の全身管理に必要な知識と対応
1 せん妄
2 アルコール離脱症候群
3 電解質異常① Na
4 電解質異常② K
5 高血圧
6 リフィーディング症候群
7 経腸栄養に伴う消化管機能障害(便秘・下痢)
第3章 感染症治療の実践的なアプローチ
1 敗血症性ショック① 病態と循環管理
2 敗血症性ショック② 感染管理と栄養管理
3 黄色ブドウ球菌菌血症
4 Clostridioides difficile感染症
5 β-ラクタムアレルギー
第4章 急変対応で役立つエコー・呼吸管理・ワクチン
1 救急・集中治療で役立つ超音波検査
2 呼吸管理(酸素療法・人工呼吸療法)の基礎知識
3 救急で見落とせないワクチン接種歴
監修より
この薬剤師さんがいなかったら,救えなかった命があったかもしれない——これは私が著者の佐野先生にお会いした時の率直な印象です。
私が佐野先生に初めてお会いしたのは,大学病院の救命救急センターに新米救急医として赴任した時でした。佐野先生は救命チームの診療を支える中核として,医師からも看護師からも絶大な信頼を得ている存在でした。薬物治療で迷ったとき,佐野先生の助言で治療が動き出す。そんな光景を何度も目にし,私自身も多くのことを学ばせていただきました。
今回,その佐野先生から書籍監修のお話をいただいた際,光栄に思う一方で,責任の重さも痛感しました。佐野先生にはすでに多くの読者がついており,その期待を裏切るわけにはいかなかったからです。
監修にあたっては,単なる校閲を超えて「本当に現場で使えるか」という視点に徹しました。実際の症例を想定しながら,一つひとつの記載を丁寧に検証していく作業でした。
本書の最大の特長は,エビデンスと現場の知恵が絶妙に融合していることです。佐野先生をはじめとする執筆陣の豊富な経験と各施設での工夫が随所に散りばめられ,座学では決して学べない「生きた薬物治療」を学ぶことができます。文献に基づく推奨だけでなく,実臨床での判断に迷うポイントや注意点まで詳しく解説されており,まさに現場に寄り添った内容となっています。
救急外来で薬剤選択に迷ったとき,病棟での薬剤調整に悩んだとき,本書を開けば適切な薬剤選択と投与法が一目でわかる。私自身も欲しかった書籍になっていると確信しています。
医師,薬剤師はもちろん,急性期医療に関わるすべてのメディカルスタッフにとって,心強い味方となることは間違いありません。
一人でも多くの方にこの書籍を手に取っていただき,一人でも多くの患者さんを救う力になってくれることを心より願っています。
2025年9月
中村 龍太郎
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