薬剤師のための薬物療法問題集

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薬剤師のための薬物療法問題集

商品コード 54620
編著 家入 一郎/監
判型 B5判
発行日 2022年9月
ページ 484頁
定価 ¥5,940(税込)
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内容

●大好評だった「月刊薬事」2018年増刊号を全問リニューアルして書籍化!
●よくある60疾患×全問症例形式の約180問。幅広い薬物療法の知識と考え方が身につく。
●全疾患で、解答の後に「One More Lecture」を掲載。より深い知識を学べる。
 
日々新しくなる薬物療法の知識を身につけるには、実践的な問題を解くのが近道です。コモンな60疾患を収めた本書は全問症例形式。出題者も経験豊かな薬剤師ばかりなので、単に知識を得るだけでなく、臨床での活かし方がよくわかります。限られた時間で知識をアップデートでき、薬学的介入のポイントも学べる本書は、幅広い疾患への対応を迫られる薬剤師にさらなる成長と自信をもたらすはずです。

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目次

 【循環器疾患】

1 高血圧
2 急性冠症候群
3 心房細動
4 静脈血栓塞栓症
5 慢性心不全
【消化器疾患】
6 消化性潰瘍
7 炎症性腸疾患
8 ウイルス性肝炎
9 肝硬変
10 便秘症
【呼吸器疾患】
11 気管支喘息
12 慢性閉塞性肺疾患
【内分泌・代謝疾患】
13-1 2型糖尿病
13-2 2型糖尿病
14 脂質異常症
15 高尿酸血症・痛風
16 甲状腺疾患
【神経疾患】
17 頭痛
18 パーキンソン病
【腎・泌尿器疾患】
19 慢性腎臓病
20 腎不全(透析療法)
21 電解質異常
22 ネフローゼ症候群
23 前立腺肥大症
【血液・造血器疾患】
24 貧血
【骨・関節疾患】
25 骨粗鬆症
26 関節リウマチ
【皮膚疾患】
27 アトピー性皮膚炎
28 乾癬
【眼疾患】
29 緑内障
【感染症】
30 細菌性肺炎
31 結核
32 尿路感染症
33 敗血症
34 発熱性好中球減少症
35 手術部位感染症
36 真菌感染症
【悪性腫瘍】
37 肺がん
38 乳がん
39 胃がん
40 大腸がん
41 肝がん
42 膵がん
43 腎細胞がん
44 前立腺がん
45 婦人科がん
46 白血病
47 多発性骨髄腫
48 悪性リンパ腫
【緩和医療・支持療法】
49 がん疼痛
50 悪心・嘔吐
【精神疾患】
51 統合失調症
52 うつ病
53 認知症
54 睡眠障害
55 せん妄
【救急・集中治療】
56 急性心不全
57 脳卒中
58 てんかん重積
59 急性腎障害
【栄養療法】
60 栄養障害

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序文

エビデンスに基づいた医療の提供、治療方針・方法の標準化のために、疾患に対する薬物療法の多くは診療ガイドラインに沿う方向にあり、関連する論文や研究成果を含めた最新情報のチェックは、臨床的な視点や知識を日常的に求められる病院や保険薬局薬剤師にとって必須となる。
しかしながら、そのフォローは簡単ではない。また、薬剤師から患者への薬の説明や病棟での臨床業務に薬剤師間で大きな違いがあると不信感にもつながる。それほど薬物療法は拡大・深化しているといえる。
これらの課題に対応する目的で本書が企画された。本書は、60の疾患に対する薬物療法について、最新のガイドラインを中心に、必要な専門知識や考え方を各疾患領域の薬物療法に精通した薬剤師に解説いただいた。解説は、183題の問題に対する解答を中心に展開する形式で統一されている。本書は主に新人・若手薬剤師を意識して編集したが、ガイドラインや論文、参考書を横に置いて、一つひとつの症例についてじっくり時間をかけて吟味していただきたい。そういう意味では、ベテラン薬剤師にも取り組んでいただきたいと思う。臨床的な判断に対しては経験によりいろいろな解答がありうるので、各自が自信をもって個々の症例に対して考察を進められるようになることも本書の大きな目的である。 本書の前身は「月刊薬事」2018年10月臨時増刊号であるが、この度の発刊にあたって症例・解説ともすべて一新し、疾患や問題数を増やすとともにいくつかの特徴を加えた。一つは、各領域の著者の人選と査読を担当いただいた編集委員にコラムの執筆をお願いし、その領域の特色や学び方、薬剤師の介入ポイントを指南いただいた。さらに、解説の最後により深い知識を得ること(特定のテーマについて深く解説する、最近のトピックスや新薬を解説するなど、内容は一任した)を目的に「One More Lecture」を設けた。
本書をとおして、科学的根拠を伴った理論的な薬物療法を念頭に置いた病棟活動や服薬指導が円滑に進み、医薬品の適正使用を患者に提供できるようになれば、編集に関与した者として大変嬉しく思う次第です。
 
九州大学病院 教授・薬剤部長

家入 一郎 

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