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厚生労働省は2004年10月,「『医療機関債』発行のガイドライン」を公表しました。医療機関債とは,医療機関を開設する医療法人が資金調達のために発行する債券を指します。医療機関債は,一人医療法人でも発行可能で,今後広く普及していくことが見込まれますが、本書は厚労省ガイドラインに沿って,医療機関債発行に関するノウハウを基本的なレベルから解説しています。著者は複数の医療機関債発行を手がけた,この分野の第一人者であり、医療機関債発行のための書式も盛り込み,そのノウハウを具体的に解説しています。
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1998年の初版発行から7年ぶりの改訂となりました。本書は「薬効別服薬指導マニュアル」の姉妹版で、患者にわかりやすい言葉で服薬指導が行えるよう商品別に副作用・相互作用等を「患者向け」、「薬剤師向け」に対比し、表形式で見やすく記載しています。今版では、初版の統一事項の改訂に加え、世情を踏まえ、後発品も加えました。後発品は大手後発品メーカーの商品を中心に数品目に絞って掲載し、2005年4月までの添付文書に対応しています。特長としては、新たに生活質改善剤と抗癌剤を加え、薬剤の禁忌に記載のある相互作用を収載し、健康食品・その他に関しては全ての相互作用を記載しました。妊婦・授乳婦への注意は禁忌・原則禁忌に記載があるものについて述べています。
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病院の経営改革には人事制度の整備・再構築が急務であり、本書は「経営ビジョ ン達成型人事制度」を提案して具体的な展開の方策を示している。病院のあるべ き姿,ありたい姿である「経営ビジョン」に近づくためには,ビジョンと現状のギ ャップの認識,戦略・計画の策定,計画の遂行と結果の検証といったサイクルに日 常業務をのせていくことが求められる。こうしたビジョンの立て方とともに,業 務を動かす職員個々の活性化,能力を最大限に発揮させるしくみとしての人事制度を 提案している。
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2003年4月以降,特定機能病院等の医療機関でDPC(Diagnosis Procedure Combination,診断群分類)に基づく診療報酬の包括評価による定額支払い方式が導入され,医療関係者らのDPCへの関心が広く高まりました。本書は試行的適用病院としてDPC導入に取り組んだ民間病院の7施設事例集です。今後DPC導入の対象拡大が見込まれる中,民間病院が取り組むDPC導入の実際をレポートします。北海道,福島県,東京都,大阪府,福岡県から,それぞれ先進的な取り組みで著名な病院が選択され,今後の病院マネジメントの方向性を示します。
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本書は、ドイツ薬剤師出版が2001年に出版した「セルフメディケーション-薬剤師によるアドバイスのためのガイドライン」の日本語訳です。医薬分業先進国ドイツでも、セルフメディケーションという考え方が世に定着しつつあります。こうした傾向に迅速に対応するために薬剤師に最低限必要な知識をまとめてあります。薬剤師による医薬品販売における適切なアドバイスの第一は、セルフメディケーションで対応できることとできないことを十分に認識することにあると考え、どのような症状で医師への受診勧告をすべきかどうかをチャート式で示してあります。薬局で求められる97の症状について症状別に要点を簡潔にまとめています。白衣のポケットに入るコンパクトな1冊です。セルフメディケーションに関わる新人薬剤師のみなさんにお勧めの一冊です。
書籍
書名 |
新・病態生理Ⅱ
生体の機能とその失調 |
定価 |
¥8,580(税込) |
在庫 |
品切れ |
本版では、前版と比べ、より臨床と密接し関連性を深めた内容となっています。特に、わが国でも頻度の高い代謝性生活習慣病について、肥満症、高脂血症、糖尿病(インスリン抵抗性)、高尿酸血症、高血圧症、動脈硬化などを取り上げ、冒頭に配置しました。免疫についても、獲得性免疫不全症としてエイズを、免疫過剰症としては自己免疫疾患の概論を、甲状腺疾患のうち自己免疫機序に基づくものを自己免疫性甲状腺疾患としてまとめました。その他、各々の病態生理学的内容としては分子生物学の立場からの解説に努めています。各章各項には、関連文献、参考文献もあげており、参考としやすい構成です。医学に携わる全ての方々にとって、臨床医学におけるわかりやすい参考書として、お役立ていただける内容です。
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わが国に医薬品製造においてGMPの発想が取り入れられてから,20年以上が経過します。GMPの基礎を支えるためには,バリデーションを実施する必要があります。第3改訂版では,平成14年の薬事法改正,近年のISOの動向,コンピュータ技術・製造技術の進展に則して内容の大幅な見直しを行いました。バリデーションを実施するための基礎から解説し,最新の製造・品質管理のノウハウを学ぶ解説書です。
GMP2・3・4・5は品切れ
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新たな視点で解析グラフ資料を提供するシリーズ第4巻。シリーズ第4巻は抗不安薬・睡眠薬の副作用についての比較内容となっています。第1、2集では有効性の比較、第3集では精神病、抗うつ病の副作用の比較をしておりシリーズ全体で総括的に判断して治療に役立てください。
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病院は安易に「営業」に走ってはいけない。売らなければならないが、売り込んではいけない。医療という特異な業種はどのようにプロモーションすべきなのか。病院広報の基本は「知られること」「好かれること」が重要になります。本書は、医療系経営コンサルタントの著者の経験を基に、病院広報の進め方を解説しています。
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平成17年4月より全面施行となった薬事法改正により、医薬品の承認・許可制度が大幅に見直され、GMPも従来の医薬品製造業の許可要件から品目ごとの承認要件となりました。 現在日本では、内服固形製剤製造工場の構造設備に関するGMP規則等には「GMPハード」およびこれに関連するガイドラインが公布されています。しかし、これらの「GMPハード」等は最低限の遵守事項を示したものであり、実務レベルからすると内容が抽象的であり、実際の工場現場に適用する際に解釈の余地が多く、「GMPハード」対応を円滑、効率的に実施するための具体的な指針・事例の提示が望まれていました。 本書は、平成14年度からの3年間の厚生労働科学研究「医薬品の最新の品質管理システムの在り方・手法に関する研究」(主任研究者:檜山行雄 国立医薬品食品衛生研究所 薬品部)の中の一分担研究として、調査研究が行われた「内服固形製剤工場のGMPハード対応に関する指針」をもとに、追加修正したものです。また、2004年春刊行された「医薬品原薬工場のGMPハード対応に関するガイドブック 」の姉妹書とも言うべき書で、空調と製造用水についての関連法規類データベースも附属CD-ROMに収載されています。
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日本中毒学会は、1)死亡例が多い中毒、2)分析が治療に直結する、3)臨床医から分析依頼が多い、という観点から、分析結果が治療に役立つとされる中毒起因物質15種を提示しました。本書はこの15の物質について、高額な分析機器を使用せずに、誰もが入手可能な市販の検査キットを組み合わせて生体試料中の起因物質が迅速に分析できるように、その原理、使用器具、操作法、注意点等を簡潔に解説しました。この中で操作法については比色等の正確性を期すため、カラー写真を多用。また、参考として中毒症状とその症例を示しています。
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本書は、単に薬歴集だけでなく症例集でもあり、医薬品を患者へ投与するときに、考慮するものは何か、それをどう記録するかを学ぶために、参考となる36症例を取り上げました。それぞれに医学的・薬学的コメントを付し、学術的な背景をもとに服薬指導などを考える具体的な例をあげています。改訂版でも、抗がん剤など不足分野の症例、保険薬局におけるプロブレムの視点の導入および複数回にわたる症例などを考慮して症例の追加を行いました。
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医療機関において、個人情報の保護は常に重要視されてきました。しかし、近年、「守秘義務」だけでは個人情報を保護するのに十分でないという考え方が主流となり、2005年4月の個人情報保護法全面実施により要求事項に即した個人情報保護対策が求められるようになりました。医業の扱う個人情報は非常にセンシティブで特殊性があります。万一漏えい事故があった場合の影響は計り知れません。今やリスク管理の1つとして個人情報保護のためのシステム構築が必要不可欠となっており、医療機関にとっては生き残りをかけた戦略ともいえるでしょう。こうした中で注目を集めているのがプライバシーマーク制度とISMS適合性評価制度です。本書は、プライバシーマークとISMSの2つの制度を解説し、仕組みを構築するうえでの重要なポイントを具体的に説明しています。プライバシーマーク制度は個人情報保護の自主規制ルールであり、個人情報保護法の対策として注目を集めています。ISMSは、組織の情報セキュリティを確保するための制度として生まれたもので、一定水準以上のセキュリティレベルにあることを患者などにアピールすると同時に病院経営を完全に遂行させるための仕組みを構築するうえで重要です。巻末には具体例として、両制度のマニュアルを掲載しました。また、両制度の認証取得をめざす医療機関にも役立つよう統合マニュアルも載せています。
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医薬品の適応外使用についての論文検索ガイドシリーズ
薬物治療を行うに当たり、保険医療の範疇での薬物治療では有効性が得られなかった場合や、難治性疾患や希少疾患の治療において、患者を救う使命からやむをえず適応外の薬物治療を行うことがあります。そのような場合をふまえ、保険適応外の情報についても収集・整理しておくことが大切です。このシリーズは、適応外使用に関する情報を入手するための資料として、疾患のカテゴリーごとに論文を検索できるようにまとめています。
本書の特長
各疾患を50音順に配列した参照しやすい構成。また、疾患別、薬剤別の索引を巻頭に配置し、調べたい論文がすばやく検索できます。
Ⅱ集:精神疾患編
適応外による治療が、他疾患と比較し多いと言われているのが精神疾患領域です。第Ⅱ集では、102種類の精神疾患を収載しています。
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薬学教育6年制の導入が決定され、薬剤師の立場、役割が見直されようとしている今、本書は薬剤管理指導がなぜ医療に必要なのか、また、どのような考えを持ち行動を起こしたら医療に貢献、患者ケアに役立てるかを症例検証、臨床研究の具体例を用いて解説しています。また、薬剤師が論文を書く必要性やその手法についても述べています。
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ICD・9・CM2003年版のIndexを、わが国で使用されている術式・処置名に則すよう完訳した「索引表」です。また、コーディングの際、50音順かつ語句の頭文字から索引できるよう配列し、コーディング初心者からエキスパートの方々まで幅広く対応出来るよう工夫しました。診療情報管理士の養成、病院の経営管理を目的としたデータ統計・分析、医学研究等、医療現場のコードブックとして、内容例示表と併せてご使用下さい。
書籍
本書は、厚生労働省により実施された研究事業の報告書のみならず病院会計準則改正に際して参考とされた四病院団体協議会・病院会計準則研究委員会による「病院会計準則等の見直しに関して(中間報告)」等にも言及することにより今般の病院会計準則見直しの全容が俯瞰、確認できるよう構成されています。
書籍
2004年9月30日の「抗生物質製剤及び抗菌物質製剤の再評価結果に関する通知」に基づき、新適応症ごとに該当する抗菌薬を確認できるよう、系統別・成分別に製品名50音順に掲載しています。また、巻末には、適応症・適応菌種表示記載方法の新旧比較表及び有効菌種を確認できる一覧表を加えました。
書籍
書名 |
肝機能低下時の薬剤使用ガイドブック
ーGuidebook for the drug dosage in Hepatic Insufficiency |
定価 |
¥3,520(税込) |
在庫 |
品切れ |
肝疾患患者は医薬品の開発段階における臨床試験では除外される場合が多く、適切な投与量が確立されておらず、情報不足から、薬剤の投与は臨床経験と慎重な観察によるところが多いのが現状です。本書は医師、薬剤師が肝疾患時の薬剤投与にあたり、限られた少ない情報を適正使用の参考となるデータとして簡便にまとめ、各製薬企業の添付文書とMICROMEDEX社のDrugdex(種々の医薬品情報文献データベース)の情報を参考に代謝・排泄、肝機能低下時の投与量、使用上注意などに関してまとめました。なお、添付文書と報告文献の内容の異なる場合にはそれぞれを併記しています。
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本書は航空工学分野でよく知られるFMEA(失敗様式と影響分析」を保健医療分野に適用する方法を解説した実践マニュアルです。米国での実践事例を交えて具体的に解説しています。本書を編集したのは、米国内の病院を評価する機関であるJCAHOであり、評価機関がまとめた事故予防のための解説書として病院関係者には高く評価されています。FMEAは、航空機に代表される工学分野で悲惨な事故を防ぐために開発された事故防止のため方法論です。航空機業界では、当たり前のように実践されている手法ですが、医療分野ではまだまだ一般的ではありません。本書では、この古くて新しい手法を病院診療実務に応用し、実績を挙げている病院の実例を示しながら、FMEAの方法を効率的効果的に学んでいきます。病院管理者必読の一冊です。
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