月刊薬事 2026年8月号(Vol.68 No.11)

【特集】どこでも出会う時代のHIV診療 長期療養支援を“自分ごと”に変える薬剤師の実践知

¥2,365

【特集】どこでも出会う時代のHIV診療 長期療養支援を“自分ごと”に変える薬剤師の実践知


 企画:日笠 真一(兵庫医科大学病院薬剤部)

抗HIV療法の進歩により、HIV感染症は長期管理可能な慢性疾患となり、高齢のHIV感染症患者が増加しています。それに伴い、心血管疾患やがん、骨粗鬆症、認知症などを併存する患者も増えていることから、非エイズ治療拠点病院でもHIV感染症患者を受け入れ、急性期疾患や慢性疾患を含めて横断的にマネジメントする体制が求められます。
本特集では、HIV診療の最新動向を押さえたうえで、慢性疾患を抱えるHIV感染症患者のマネジメントに関して薬剤師に求められる実践的な視点を提示します。

発行日
2026年8月
判型
A4変型判
ページ数
172頁
商品コード
93650
目次

【特集】どこでも出会う時代のHIV診療 長期療養支援を“自分ごと”に変える薬剤師の実践知

企画:日笠 真一(兵庫医科大学病院薬剤部)

■特集にあたって
――いま、すべての薬剤師に知ってほしいHIV診療

■HIV診療を“自分ごと”として捉える
 ●高齢化するHIV感染症患者と薬剤師の役割
 ●非専門施設で起こるHIV診療のリアル

■非専門家のための基本のHIV対応
 ●HIV感染症の臨床像
 ●抗HIV療法の初回治療とレジメンの考え方
 ●抗HIV療法の長期治療とスイッチ戦略
 ●HIV曝露時の初期対応(PEPを含む)

■抗HIV療法(ART)に影響する意思決定
 ●腎機能・代謝を踏まえた抗HIV療法
 ●HBVを見落とさない抗HIV療法
――レジメン選択・変更・中断時の実務ポイント
 ●精神・認知機能と抗HIV療法の服薬継続

■現場で詰まるQ&A
 ●非エイズ治療拠点病院にHIV感染症患者が入院してきたら?
 ●HIV感染症患者が薬局に突然来たら?
 ●抗HIV薬の相互作用・用量調整はどこまで対応すべきか?
――見逃したくない! 相互作用と対応の考え方
 ●抗HIV療法の服薬中断・内服困難時の対応は?
 ●抗HIV療法はいつまで続けるのか?――治癒と終末期

■HIV感染症患者の長期療養の実践モデル
 ●HIV感染症患者の長期療養を支える薬剤師の実践

【連載】
●5のStepで使いこなす薬物動態学[20]
小児と成人では薬物動態はどう違うの?
後編 小児と成人の違いを認識する
●のんびりDI談話室[20]
PMDA調査からみる医薬品安全管理責任者の現実
●現場で役立つ読み方と薬物治療のヒント 臨床検査値ケースファイル[13]
尿酸(UA)×11.0mg/dL
●明日へつながる 救急薬剤師のトビラ[14]
「アナフィラキシーショックの患者が搬送されてきた!」
――“初期対応”から、薬歴を踏まえた“次の一手”まで
●みんなの院内製剤ノート エビデンス×処方設計でニーズに応えよう![5]
ミアンセリン坐剤
●対話で学ぶ 在宅救急ことはじめ[11]
在宅救急におけるせん妄の対応
●Lv. 1からの生成AI攻略[4]
何度でも挑め! 強敵の攻略法
――返答を見て作戦を変える戦い方
●精神科のおくすり事情[14]
毎日飲酒しており、無断欠勤が続いている中年男性
――アルコール使用症の処方箋
●添付文書からRMP、審査報告書まで 新薬ななめ読み[70]
ナルティークⓇOD錠 75mg(リメゲパント)
●ジャーナルクラブの広場

その他
●今月の読者プレゼント
●書評 やさしいひと押しが世界を変える 薬剤師が教える行動経済学
●書評 臨床現場の「なぜ?」を誰でも研究にできる本――すべての医療従事者のための臨床研究スタートガイド
●書籍案内
●News Lab.
●学会&研修会カレンダー
●書評 新スタンダード薬学シリーズ 第4巻 医療薬学Ⅱ.医薬品情報学
●次号予告・編集部より

次号予告

【特集】老いを“病”にしない! 高齢者の困りごとへの薬学的アプローチ

企画:小島 太郎(国際医療福祉大学成田老年医療福祉センター センター長)

■加齢によって何が変わる?
 ●マルチモビディティとは何か?
 ●フレイルを理解するには
 ●高齢者の老年症候群への対処法
 ●認知症者への疾患治療の配慮
 ●高齢者で注意すべき薬物動態
 ●高齢者総合機能評価(CGA)を理解しよう
 ●薬が飲めない? 内服薬嚥下障害を見極めよう
 ●服薬アドヒアランスを評価しよう

■“困りごと”から薬学的ケアへ
 ●サルコペニアに対する治療法の展開
 ●薬局でポリファーマシー対策を実践するには
 ●病院で始めるポリファーマシー対策

<病態別>
 ●血圧が下がらない?――高齢者高血圧の薬物療法の考え方
 ●高齢者の血糖コントロールがうまくいかない
 ●吸入薬が使用しにくい
 ●便秘が治らない
 ●トイレが近い(尿路、排泄関連)
 ●「転倒した」と聞いたときどのような対応が必要か?