月刊薬事 2026年9月号(Vol.68 No.12)

【特集】老いを“病”にしない! 高齢者の困りごとへの薬学的アプローチ

¥2,365

【特集】老いを“病”にしない! 高齢者の困りごとへの薬学的アプローチ


 企画:小島 太郎(国際医療福祉大学成田老年医療福祉センター センター長)

 

高齢になるにつれ、避けられない身体的な変化。筋肉量の低下(フレイル、転倒、嚥下機能)、認知機能の低下(易怒性、不安)、免疫機能の低下(帯状疱疹)など、「年のせい」と片付けられがちな、さまざまな変化があります。そして社会的な活動が減り、悪循環になることも。
本特集では、高齢になると何がどう変わるのか、その変化を理解し、生活機能のなかでの“困りごと”として、病の一歩手前(軽度・軽症)に焦点を当て、薬学的視点からの評価・予防・介入を解説し、老いを病気にしない(重症化させない)ためにできることは何かを探ります。

発行日
2026年9月
判型
A4変型判
ページ数
172頁
商品コード
93651
目次

【特集】老いを“病”にしない! 高齢者の困りごとへの薬学的アプローチ

企画:小島 太郎(国際医療福祉大学成田老年医療福祉センター センター長)

■特集にあたって――「年齢のせい」としない 高齢者への適正な医療提供

■加齢によって何が変わる?
 ●Multimorbidityとは何か?
 ●フレイルとはどのような状態か?――薬物適正化の重要性
 ●老年症候群への対処法――概念の整理と薬剤起因性老年症候群
 ●認知症患者への疾患治療の配慮
 ●高齢者で注意すべき薬物動態
 ●高齢者総合機能評価(CGA)を理解しよう
 ●薬が飲めない?――内服薬嚥下障害を見極めよう
 ●服薬アドヒアランスを評価しよう

■“困りごと”から薬学的ケアへ
 ●サルコペニアに対する予防・治療対策
 ●薬局でポリファーマシー対策を実践するには
 ●病院で始めるポリファーマシー対策
〈病態別編〉
 ●血圧が下がらない?――高齢者高血圧の薬物療法の考え方
 ●高齢者の血糖コントロールがうまくいかない?
 ●吸入薬が使用しにくい?
 ●便秘が治らない?
 ●トイレが近い?――尿路、排泄関連
 ●「転倒した」と聞いたら?――薬剤師が確認すべきこと

【連載】
●対話で学ぶ 在宅救急ことはじめ[12](完)
在宅救急におけるポリファーマシー(多剤併用)への対応
●精神科のおくすり事情[15](完)
物忘れが増え、身の回りのことに無頓着になり始めた高齢男性
――アルツハイマー型認知症の処方箋
●のんびりDI談話室[21]
薬価からたどる、医薬品の歩み〈前編〉
──新薬の薬価はどう決まる? 算定資料から読み解く「価値」と「位置づけ」
●明日へつながる 救急薬剤師のトビラ[15]
「呼吸困難を訴える患者が搬送されてきた!」
――重症喘息発作の初期診療を支える薬剤師の役割
●5のStepで使いこなす薬物動態学[21]
過大腎排泄(ARC)の重症患者では、血中濃度はどう変化する?
前編 薬物動態情報の収集・特徴づけ・決定因子の評価
●みんなの院内製剤ノート エビデンス×処方設計でニーズに応えよう![6]
スコポラミン軟膏
●現場で役立つ読み方と薬物治療のヒント 臨床検査値ケースファイル[14]
血糖×HbA1c 5.7%
●Lv. 1からの生成AI攻略[5]
仲間の個性を知る
――生成AI使い分け術:医薬品情報文書の作成を例に
●添付文書からRMP、審査報告書まで 新薬ななめ読み[71]
ウェイリズⓇ錠 400mg(リルザブルチニブ)
●ジャーナルクラブの広場

その他
●今月の読者プレゼント
●書籍案内
●News Lab.
●学会&研修会カレンダー
●次号予告・編集部より

次号予告

【特集】カラフルな抗体医薬品の地図 臨床のリアルを知る

企画:川崎 ナナ(横浜市立大学大学院生命医科学研究科 教授)

■抗体医薬品とは?
 ●モダリティ開発のなかの抗体医薬品
 ●抗体医薬品の構造・機能からみた総論
 ●抗体医薬品はこうやって作られる
 ●バイオシミラーと医療経済的位置づけ

■知っておきたい抗体医薬品の特徴と使い方
 ●血液がん
 ●固形がん(免疫チェックポイント阻害薬)
 ●免疫性疾患〔関節リウマチ、全身性エリテマトーデス(SLE)、乾癬〕
 ●気管支喘息
 ●アトピー性皮膚炎
 ●多発性硬化症・視神経脊髄炎スペクトラム
 ●高コレステロール血症
 ●骨粗鬆症・骨軟化症
 ●片頭痛
 ●認知症
 ●血液疾患・凝固異常 ほか
 ●付録:一般名称 一覧表

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