月刊薬事 2018年7月増刊号(Vol.60 No.10)
外来・病棟でよくみる精神症状 対応マニュアル
商品コード |
93535 |
編著 |
西村 勝治/編 |
判型 |
B5判 |
発行日 |
2018年7月 |
ページ |
244頁 |
定価 |
¥3,960(税込) |
在庫 |
|
内容
外来・病棟でよくみる精神症状 対応マニュアル
総合病院で治療を受けている患者には精神疾患や心理的な問題が頻繁に生じます。近年、コンサルテーション・リエゾン精神医学が発展し、多くの精神科医がその対応を担うようになりました。しかしながら、全国の総合病院のうち、精神科医が常勤配置されている病院はわずか1割程度に過ぎず、他は非専門職であるメディカルスタッフが対応していることも事実です。そのため、薬剤師には持参薬管理や薬物相互作用の処方監査にとどまらず、看護師と協働して精神症状のアセスメントやモニタリングにあたるとともに、向精神薬による薬物療法の際には非専門医に対する処方支援(病態に応じた投与量の調整など)を担うことが期待されます。
そこで本増刊号では、外来・入院患者によくみられる精神症状(精神疾患)を見極めるうえで必要となるアセスメントの方法から身体疾患・患者背景に応じた向精神薬の使い方に至るまでわかりやすく解説しています。
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目次
序 文
西村 勝治
第1章 押さえておきたい向精神薬の基本
1.多剤併用、長期投与を防ぐ精神科薬物療法の原則
稲田 健
2.向精神薬の特徴と使い方
①抗うつ薬
加藤 正樹
②抗不安薬
髙橋 結花
③睡眠薬
小鳥居 望
④抗精神病薬
八田 耕太郎
⑤気分安定薬
大坪 天平
⑥その他の薬剤(認知症・周辺症状治療薬、漢方薬など)
大石 智
3.向精神薬の減薬/減量と離脱症状
吉尾 隆
第2章 外来・入院患者によくある精神症状とそのアセスメント
1.眠れない(不眠)
神田 優太、高江洲 義和
2.気が沈んでいる(うつ)
安来 大輔
3.胸がどきどきして不安(パニック、不安)
和田 健
4.物忘れが多く、部屋を間違える(認知症)
忽滑谷 和孝
5.何か見えるといって徘徊する(せん妄)
小川 朝生
6.身体の不調や痛みを執拗に訴える(心気症状、疼痛)
臼井 千恵
7.何か見える、悪口を言われている、付け狙われている(幻覚、妄想)
常泉 百合、伊藤 達彦
第3章 薬剤性精神障害の予防とその対応
1.薬剤性せん妄
岸 泰宏
2.薬剤性うつ、不安
山本 賢司
3.精神症状を呈する代表的な薬剤
横山 尚人、上條 吉人
第4章 病態・疾患に応じた向精神薬の使い方と注意点
1.がん、緩和ケア(サイコオンコロジー)
岡島 美朗
2.循環器疾患(サイコカーディオロジー)
高岡 洋平、赤穂 理絵
3.腎疾患(サイコネフロロジー)
菅原 裕子
4.肝疾患
木村 宏之
5.神経疾患①(脳外傷・脳腫瘍、脳血管障害)
山下 英尚、町野 彰彦、岡田 剛、撰 尚之、淵上 学 他
6.神経疾患②(認知症、パーキンソン病など)
小田原 俊成
7.呼吸器疾患(COPD含む)
武藤 仁志、竹内 崇
8.内分泌代謝疾患(糖尿病、甲状腺疾患など)
桂川 修一
9.膠原病、リウマチ疾患
佐伯 吉規
10.ICU
松井 健太郎
第5章 身体背景に応じた向精神薬の使い方と注意点
1.小児
新井 卓
2.高齢者
上田 諭
3.妊婦、授乳婦
清野 仁美
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