調剤と情報 2023年5月号(Vol.29 No.6)
【特集】薬局から発信するエビデンス 薬剤師の臨床研究
商品コード |
94380 |
編著 |
日本薬剤師会/監修 じほう/編 |
判型 |
A4変型判 |
発行日 |
2023年5月 |
ページ |
148頁 |
定価 |
¥1,870(税込) |
在庫 |
|
内容
●特集 薬局から発信するエビデンス 薬剤師の臨床研究
薬局薬剤師による臨床研究は、病院に勤務する薬剤師と比較して少なく、「研究のテーマがない」「研究の方法がわからない」「研究にあてる時間がない」といった理由が、その大半を占めています。しかしながら、地域医療において薬と患者を繋いでいるのは薬局の薬剤師であり、薬局薬剤師でしか感じられない、クリニカルクエスチョン(CQ)が存在しているはずです。これらの疑問へのチャレンジが患者環境を良くするエビデンスとして蓄積されていくのです。
本特集では「薬局薬剤師の臨床研究」にフォーカスを当て、臨床研究のテーマの見つけ方から研究、解析の方法、学会発表、論文投稿に至るまでを解説します。
▲ページの先頭へ
目次
●特集 薬局から発信するエビデンス 薬剤師の臨床研究
企画:亀井 美和子(帝京平成大学薬学部)
◆薬局薬剤師が臨床研究に取り組む意義と現状
亀井 美和子
〈コラム〉病院薬剤師が研究に取り組む背景
見野 靖晃、川上 純一
◆臨床研究の全体像をつかむ―10のステップ
藤田 健二
◆臨床研究が論文投稿されるまで
・クリニカルクエスチョン(CQ)とリサーチクエスチョン(RQ)の見つけ方
酒井 良子
・論文の検索から取得まで―自分に必要な文献を見つけるテクニック
七海 陽子
・データの読み方
大場 延浩
・研究方法・研究デザイン
渡邉 文之
・研究倫理
田口 真穂
・研究のまとめ方と学会発表
中島 理恵
・論文投稿
佐藤 周子
◆研究の環境を整える
・本部部門で勤務しながら研究を行った一例
田沼 和紀
・精神科領域に興味をもった調剤薬局薬剤師の研究活動について
坂井 信之
・学際的研究のすすめ―薬というモノの先にある事象
押切 康子
今月の話題/日本薬剤師会
処方・調剤・保険請求のQ&A/日本薬剤師会
連載
●聞いてみよう 薬剤師の知りたいこと
掻くとなぜ「かゆみ」は治まるのか
髙森 建二
●全国各地の若手薬剤師をPick up 未来のリーダーたちよ、出てこいや!!
EBPMを実践できる薬剤師へ―在宅医療の現場経験をもとに公衆衛生学を学ぶ
日髙 玲於
●薬局目線で解説! グラムスキー先生の感染症・抗菌薬マネジメント講座
抗菌薬適正使用のための基礎知識
瀧藤 重道
●あつまれ薬局1年生 本当は僕が新人のときに知りたかった薬局スキル
薬歴がうまく書けません! (前編)
鈴木 邦彦
●薬剤師の対応力をUPさせるエビデンスあれこれ
児島 悠史、小原 一将
●社労士×薬剤師と考える お金と制度のハナシ
知っているようで知らない「労働時間」の定義と割増賃金―労働基準法から「働き方」を見直す
鈴木 哲平、田内 一輝
●新薬くろ~ずあっぷ
エザルミアⓇ錠50mg、100mg
加藤 隆児、井尻 好雄
●食を踏まえた患者フォロー! 薬局栄養学のススメ
下痢症―感染性腸炎を中心に
大野 伴和、三木 沙也佳
●今月のヒヤリ・ハッと・ホッとした話
澤田 康文
●まぜるな危険? 知って得するシロップ・ドライシロップの配合変化
アリピプラゾール内用液②
細谷 順
News & Topics
日本薬剤師研修センターだより
▲ページの先頭へ
次号案内
●特集 さまざまな職種視点で考える 在宅医療と患者の目標達成
◆患者の目標達成のためにできる薬剤師のアプローチ
◆患者の目標達成のための多職種協働
◆地域の多職種連携会議
◆それぞれの視点でみる患者の目標
◆多職種連携と情報共有ツール
◆在宅医療チームに薬剤師が存在する意義
在宅医療では、病院、訪問看護ステーション、薬局、居宅介護支援事業所、地域包括支援センターなどさまざまな多職種が連携し、患者の目標達成のために取り組んでいます。多職種が他職種を理解し、互いの職能を活かすことで患者や家族の満足度をさらに上げることができるのではないでしょうか。
本特集では「患者の目標達成」を中心に、さまざまな職種の視点から在宅医療について考え、在宅医療における薬剤師の役割について掘り下げていきます。
▲ページの先頭へ
関連商品
▲ページの先頭へ