調剤と情報　2026年1月号(Vol.32 No.1)

Name: 調剤と情報 2026年1月号(Vol.32 No.1)
Brand: じほう
SKU: 94412
Price: 1870.0 JPY
Availability: InStock

【特集】副作用の早期発見と対応のコツ

¥1,870

●特集　副作用の早期発見と対応のコツ

　企画：林昌洋（虎の門病院）

副作用が発現した際は、軽症の時点で気づき、重症化させないことが重要です。初期症状が発現するか否かにかかわらず、副作用のない薬はなく、大なり小なり副作用は発現します。しかし、患者から訴えられる症状には、病状の悪化と副作用症状が混在しているのが実情です。

日々の患者指導やフォローアップのなかで、適確に副作用の発現を見抜くには、体調の変化や疾病による症状の変化と副作用を判別しなくてはいけません。そのためには、症状が発現した時点だけではなく、患者個々の体調や自覚症状のベースラインの推移を把握することで、新たな症状の発現か、あるいは疾患そのものによる症状なのか、もしくは副作用による症状なのかを、発現症状の変化や検査値の推移、患者の訴えと日々の体調の変化などから判別することができるようになります。そして、これこそが臨床薬剤師に求められているフォローアップのありかたです。

本特集では、服薬指導時やフォローアップ時に実践できる、副作用を早期発見するためのコツと対応について解説します。特に、副作用症状が重症化しやすい患者や、重症化すると危険な副作用のある薬効群、患者状態の質問の仕方に注意すべき薬効群をとりあげます。副作用症状の初期症状の発見には、患者の自覚症状も重要となります。患者への情報提供に重要な役割を果たすRMP資材や活用法など、周辺情報についても解説します。

※内容は場合により変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。

編著: 日本薬剤師会／監修　じほう／編

発行日: 2026年1月

判型: A4変型判

ページ数: 約130頁

商品コード: 94412

【特集】副作用の早期発見と対応のコツ

　企画：林昌洋（虎の門病院）

【Opening Insight】副作用アトラス――注意すべき副作用の発現部位
若林進

【総論】副作用の早期発見、早期対応のコツ――患者と一緒に症状に気づくために
新井さやか

【Pick Up】情報の活かし方：重篤副作用疾患別対応マニュアル、RMP、メーカー資材
――患者が自分の症状に気づくために
谷藤亜希子

【各論①】腎機能低下・障害患者への注意―検査値の推移をみる
竹内裕紀
【各論②】高齢者の副作用――高齢者特有の症状と副作用症状を混同しないために
溝神文博
【各論③】小児患者の副作用――症状をうまく訴えられない小児患者の症状を把握する
詫間梨恵
【各論④】免疫抑制薬（JAK阻害薬を含む）の副作用の聴き取り方
萱野勇一郎
【各論⑤】抗がん薬の副作用の聴き取り方
川上和宜
【各論⑥】ホルモン薬の副作用の聴き取り方
佐藤淳也
【Pick Up】有害事象、副作用、副反応は何がどう違う？
舟越亮寛
【総括】それって副作用？　なんでも薬のせいにしていませんか？
林昌洋

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