院内ビッグデータ分析による病院機能高度化

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院内ビッグデータ分析による病院機能高度化

商品コード 48575
編著 伏見 清秀/編
判型 B5判
発行日 2016年6月
ページ 116頁
定価 ¥2,860(税込)
在庫 品切れ

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内容

●医療ビッグデータの活用が、地域医療構想への戦略を変える!

近年、医療機関の情報化が進み、検査データ、看護記録、レセプトデータ、DPCデータといった膨大なデータが蓄積されつつあります。これらのデータを、院内の業務に使うだけではなく、病院の安全確保、質の向上、経営改善といった課題の解決と、病院機能の高度化のために活用する手法をまとめたのが本書です。最終章には、MEDI-ARROWSシステムのデータベースを活用した分析事例をそのまま再現できるよう収載しました。

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目次

第1章 病院内医療データの活用方法
1.DPC 制度とは?
(1) DPC は医療費支払いのためだけの制度?
(2) DPC 分類と包括支払いはどのように作られている?
(3) DPC データとは?
2.医療の質はどうやって評価する?
(1) 医療の評価方法の基本
(2) 診療ガイドラインとクオリティ・インディケーター
3.隣の病院と自院はどこが違う?
(1) DPC 公表データとは?
(2) 何を比較したらいい?
4.医療データで論文が書けるの?

第2章 医療データ分析に基づく医療安全管理体制のガバナンスの強化
1.医療安全管理体制のガバナンス強化が求められています!
(1) 医療機関のガバナンスって何?
(2) なぜ今、ガバナンス?
(3) ガバナンス強化ってどうしたらいい?
2.診療内容モニタリングってどうすればいい?
(1) 医療データ分析による診療内容モニタリング
(2) 手術ありの患者の肺血栓症の予防対策の実施率を算出してみよう!
(3) 手術ありの患者の肺塞栓症発生率を算出してみよう!
3.インシデントレポートのみに依存しない有害事例検出の試み
(1) インシデントレポート提出率は何%?
(2) 入院患者の転倒・転落に伴う骨折事例のインシデントレポート提出率を算出してみよう!
4.インフォームド・コンセントに分析結果を使おう!
(1) インフォームド・コンセントは医師の義務,患者の権利
(2) 分析結果をインフォームド・コンセントに活用しよう!
5.医療データを用いたエビデンス確立
(1) 医療安全の可視化
(2) 転倒転落予測モデルを作成してみよう

第3章 抗菌薬使用状況分析と適正使用の推進
1.抗菌薬の適正使用とは?
(1) なぜ今抗菌薬の適正使用が必要?
(2) 抗菌薬適正使用を実践するために必要なことは?
(3) ガイドラインを活用しよう!
2.術後感染予防のための抗菌薬の使用状況を可視化するには?
(1) DPC データを利用するときに注意することは?
(2) 投与期間を可視化するには?
(3) 選択薬剤を可視化するには?
3.術後感染予防のための抗菌薬の使用状況を評価してみよう
(1) 質改善活動の実践に向けて

第4章 外来診療分析に基づく外来機能の高度化
1.外来診療の可視化はなぜ必要? その方法は?
2.自院の外来は入院につながっているの?
(1) 入院患者を獲得するために必要な外来患者数は?
(2) 初診の患者はどのくらいの日数を経て入院しているの?
(3) 初診患者はどのくらい入院につながっているの?
3.外来は病院の収益にどの程度貢献しているの?
4.地域にシフトできる患者像は?
(1) 処方のみもしくは診察のみの患者はどのくらいいるの?
(2) 外来に定期的に通院しているが一定期間入院がない患者はどのくらいいるの?
(3) 退院後の通院期間は?
(4) 退院後長期に外来を受診している患者の診療内容は?
(5) 退院患者の併診の状況は?
5.可視化からどう改善につなげるの?

第5章 これからの病床機能分化に対応した入院機能分析
1.病床機能分化などの医療政策への対応はどうしたらいい?
(1) 日本の医療制度の何が問題なの?
(2) どのような改革が求められている?
(3) 各医療機関はどのように対応したらいい?
2.入院機能はどのように評価する?
(1) 入院機能の評価の視点は何がある?
(2) 入院機能の比較対象はどのように選んだらいい?
3.診療科別の複雑性指標,効率性指標はどのように分析したらいい?
(1) 自院の集計データを用意しよう
(2) 診療科別の評価はどうしたらいい?
(3) 効率性指標を改善する方法は?
(4) 複雑性指標を改善する方法は?
(5) 診療科別対応の具体例を見てみよう
4.地域医療構想と病床機能報告にはどのように対応したらいい?
(1) 自医療機関の病床機能の評価方法はどうしたらいい?
(2) 入院患者の1 日当たり点数の推移を分析してみよう

第6章 データ分析に基づく医療連携推進
1.なぜ地域連携が必要?
2.地域連携の可視化ってどうすればいいの?
(1) 自院の紹介・逆紹介はどうなっている?
(2) 自院の逆紹介の状況を詳しく分析してみよう
(3) 特定の医療機関との連携状況を診療科別にみてみよう
(4) 地域にシフトできる患者の居住地別の分布を調べてみよう
3.可視化から地域連携推進にどうつなぐ?

第7章 MEDI-ARROWSデータベース分析手法入門
1.はじめに
2.分析事例を見てみましょう
(1) 手術あり患者の肺血栓症予防対策の実施率と肺塞栓症発生率
(2) 入院患者の転倒・転落に伴う骨折発生件数
(3) 手術術式ごとの輸血量
(4) 抗菌薬使用状況(日計表、周術期)
(5) 初診外来から入院に至るまで
(6) 外来症例の収益貢献度
(7) 病床機能分析

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