もったいないコンサルト
「他科」「他職種」が本気で喜ぶ依頼のしかた
商品コード |
55900 |
編著 |
矢吹 拓/編 |
判型 |
A5判 |
発行日 |
2024年5月 |
ページ |
248頁 |
定価 |
¥3,520(税込) |
在庫 |
|
内容
●臨床現場で欠かせない「コンサルト」。自分も相手も楽になる相談・依頼のしかたとは?
●「何を」「誰に」「どのように」聞けばいいかわかる! 172の"あるある"コンサルト
●当直・通勤の合間にパラパラ読める読み切り型
専門医へコンサルトすべきか迷ったことのあるすべての人へ。
「他科コンサルト」は臨床現場で欠かせないスキルの一つですが、時に怒られ、時に褒められながら独学で奮闘している方が多いのではないでしょうか? 実際に非専門医の立場では、即座に対応すべき症状や、経過観察で大丈夫な疾患を見分け、タイミング良くコンサルトすることは至難の業です。
そこで本書では、「念のため聞いてくれて助かった!」「治療する前に相談してほしかった」「もっと早く紹介してくれれば…!」という各診療科・各職種の"あるある"コンサルトを172ケース掲載。適切なタイミングで、適切な処置をしたうえで、適切な症状・疾患をコンサルトできるようになる1冊です!
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目次
第1章 喜ばれるコンサルテーションとは
01 患者さんのためのコンサルテーション・スキル
第2章 他科コンサルテーション
01 循環器内科
02 消化器内科
03 呼吸器内科
04 感染症内科
05 腎臓内科
06 脳神経内科
07 内分泌・糖尿病内科
08 リウマチ膠原病内科
09 血液内科
10 外科
11 整形外科
12 脳神経外科
13 泌尿器科
14 小児科
15 産婦人科
16 精神科
17 眼科
18 耳鼻咽喉科
19 皮膚科
20 緩和医療科
21 歯科口腔外科
第3章 多職種コンサルテーション
01 治療方針
02 薬
03 検査
04 リハビリ
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序文
【はじめに】
日々の医療現場で起こっているさまざまなコンサルテーションでは,さまざまなドラマがあると思います。私自身「総合診療医」という立場で,病院内外で仕事をしていると,多くの方々とやりとりする機会があります。そのなかでは,うまくいったこともあれば,うまくいかなかったこともありました。また,少し立ち止まって考えれば,自分には見えていない出来事もたくさんあると思いますし,時には「裸の王様」になっていることも少なくないのかなと思います。「矢吹先生っていつも◯◯なんだよね」といった話も,恐らく数多くあるのだと思います。
「他山の石以て玉を攻むべし」
は中国の故事成語ですが,大辞泉によると「よその山から出た質の悪い石でも,自分の玉を磨くのに役立てることができる」とあります。本書のなかには多くの「他山の石」が出てきます。また,「他山の玉」もご紹介いただきました。もし,このなかのいくつかが,読者の皆様の日々の臨床に少しでも役立てばこんなに嬉しいことはありません。もちろん,なかには「自分はこれには納得できない」「もっと良い方法がある」などといったご意見もあると思います。そのようなお声はぜひお寄せいただけると嬉しいです。コンサルテーションには,必ずしも正解や王道があるわけではなく,現場ごとに最適解は異なると思います。事例を参考に現場実践につなげていただければと思います。
最後になりましたが,本書ではさまざまな事例をアンケートで伺いました。ご協力いただいた皆様本当にありがとうございました。残念ながら書籍内にはご紹介できなかった内容も多くありましたが,編者である私は大変楽しく,時に驚きながら読ませていただきました。本当にありがとうございました。また,何かでご一緒できると嬉しいです。
2024年4月
栃木医療センター内科部長 矢吹 拓
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