【特集】“何となく”で終わらせない薬剤選択 病棟での疼痛マネジメント
企画: 牛田 享宏(愛知医科大学病院 副院長/疼痛緩和外科・いたみセンター)
痛みは、患者からよくきく訴えの一つですが、原因は多種多様で、強さ・程度には個人差があります。そのため、痛みへの対応には明確な基準がなく、“何となく”ある特定の薬剤選択をしてしまいがちです。
本特集では、“何となく”で鎮痛薬を選ばず、適切な疼痛薬物療法の支援ができることを目指します。病棟でよくあるシチュエーションにおける痛みへの基本的対応、疾患ごとの痛みのメカニズムと治療、それらを踏まえた薬剤選択の考え方など、実践的な疼痛マネジメントを解説します。
【特集】“何となく”で終わらせない薬剤選択 病棟での疼痛マネジメント
■特集にあたって
牛田 享宏
■総論
●患者から「痛い」と訴えがあったなら――痛みの分類から考える適切なアプローチ 稲毛 一秀、清水 啓介、竹生 浩人、折田 純久、江口 和、古矢 丈雄、
牧 聡、志賀 康浩、井上 雅寛、菱谷 崇寿、奥山 晃平、大鳥 精司
●病棟でよく出合う疼痛への対応
上野 博司
■慢性的な痛みと薬の使い方
●慢性頭痛
太田久仁子、竹島多賀夫
●神経障害性疼痛
住谷 瑞穂、安藤 雅恵、小暮 孝道、住谷 昌彦
●胃痛・腹痛
山本さゆり、小笠原尚高、脇田 嘉登、前川 正人、春日井邦夫
●腰痛、肩・膝などの関節痛、首の痛み
尾﨑 一規、泉 仁
■悩ましい場面での痛みと薬の使い方
●周術期の疼痛治療
篠川 美希、寺口 徹、植田 健一
●処置時の疼痛治療
宮内 雅人
●認知症患者への疼痛治療
上野 雄文
■疾患特有の痛みと薬の使い方
●三叉神経痛
川口 早織、井関 雅子
●リウマチ性疾患(関節リウマチ・脊椎関節炎・その他の膠原病)
那須 義久、西田圭一郎
●帯状疱疹
渡辺 大輔
●骨転移による痛みに対する集学的アプローチ
野里 洵子、佐藤 信吾
■トレンドトピックス
●術後疼痛管理チーム加算とその役割
木村 嘉之
●腎障害患者へのNSAIDs、アセトアミノフェンの考え方
平田 純生
●薬物乱用頭痛――頭痛外来での支援
渡邉 由佳、五十嵐久佳
連載
●Clipboard[12]
腎領域/DI領域
森住 誠/若林 進
●領域別薬剤師ケースカンファレンス from KYOTO[8]
糖尿病領域 2型糖尿病を既往にもつ患者の病態と持参薬の評価
瀬下 貴大
●誰でもデキる臨床研究 リアルワールドデータで学会発表、論文執筆[2]
クリニカルクエスチョンの導き方と文献検索の準備
八木 達也
●最新の話題をPick Up おしえて! 気になる小児感染症[2]
先天梅毒が増えてるってホント?
伊藤 健太
●つながる検査と薬[12]
急性リンパ性白血病の診断となった小児患者
歌野 智之
●振り返れば国試[12]
SGLT2阻害薬の服薬指導やモニタリングのポイントは?
鈴木 正論
●あなたはどう考える? パズルで紐解く病態別栄養療法[11]
心不全の症例に適切に対応するためのピースはどれ?
吉田 貞夫
●添付文書からRMP、審査報告書まで 新薬ななめ読み[44]
ゴービックⓇ水性懸濁注シリンジ/クイントバックⓇ水性懸濁注射用(沈降精製百日せきジフテリア破傷風不活化ポリオヘモフィルスb型混合ワクチン)
若林 進
●総合診療医が教える。外来薬物療法ケースカンファレンス[28]
血圧について正しいのはどれか?
石井 義洋
●ジャーナルクラブの広場
齋藤 靖弘/石井聡一郎/齊藤 順平/鈴木 大介/桑原 秀徳/桝田 浩司/
Andria Latifi、Richard Yik、Lisa Holle、鈴木 真也/木村 友絵、木村 利美
その他
●今月の読者プレゼント
●News Lab.
●学会&研修会カレンダー
●次号予告・編集部より
【特集】治療効果を維持するためにどう動く? 第一選択薬がないときの次の一手
◆企画:小池 博文(横浜市立大学附属病院薬剤部)
■総論
●医薬品供給不足に薬剤師はどう動く?
●後発医薬品の供給体制と今後の展望
●医薬品供給不足が続くなかでのフォーミュラリ策定のメリット・デメリット
●大規模災害時に求められる医薬品供給体制
■こんなときどうする? 抗菌薬がないときの次の一手
●経口ペニシリン系製剤がない場合
●経口セフェム系製剤がない場合
●注射用アンピシリン・スルバクタムがない場合
●注射用第1世代/第2世代セフェム系薬がない場合
●注射用バンコマイシンがない場合
●注射用アゾール系薬がない場合
■こんなときどうする? 抗がん薬・支持療法薬がないときの次の一手
●タキサン系製剤がない場合
●プラチナ系製剤がない場合
●葉酸代謝拮抗薬または救援療法薬がない場合
●5-FU製剤がない場合
●制吐薬(5-HT3拮抗薬またはNK1受容体拮抗薬)がない場合
■こんなときどうする? 救急医療・集中医療での頻用薬がないときの次の一手
●静注用鎮静薬(プロポフォールまたはミダゾラム)がない場合
●アドレナリンまたはノルアドレナリンがない場合
●注射用アセトアミノフェンがない場合
■こんなときどうする? 外来診療での頻用薬がないときの次の一手
●心不全治療薬(ループ利尿薬)がない場合
●免疫抑制薬(シクロスポリンまたはタクロリムス)がない場合
●抗リウマチ薬(メトトレキサート)がない場合
●経口ステロイド(プレドニゾロン・デキサメタゾン)がない場合
●睡眠薬(オレキシン受容体拮抗薬)がない場合
企画: 牛田 享宏(愛知医科大学病院 副院長/疼痛緩和外科・いたみセンター)
痛みは、患者からよくきく訴えの一つですが、原因は多種多様で、強さ・程度には個人差があります。そのため、痛みへの対応には明確な基準がなく、“何となく”ある特定の薬剤選択をしてしまいがちです。
本特集では、“何となく”で鎮痛薬を選ばず、適切な疼痛薬物療法の支援ができることを目指します。病棟でよくあるシチュエーションにおける痛みへの基本的対応、疾患ごとの痛みのメカニズムと治療、それらを踏まえた薬剤選択の考え方など、実践的な疼痛マネジメントを解説します。
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