●特集 抗真菌薬選択がよくわかる 表在性皮膚真菌症・深在性真菌症の薬物治療
企画:浜田 幸宏(東京女子医科大学病院薬剤部 薬剤部長)
真菌症は有病率が高い表在性皮膚真菌症、ひとたび重症化すれば生命に直結するためより迅速な治療が求められる深在性真菌症に大別されます。真菌症治療はすでに標準化されており、薬物治療も効果的に行われているようにみえますが、実際には鑑別の難しさや薬剤選択の間違い、服薬アドヒアランス不良などが指摘されています。そうした問題点に対して、本特集では、真菌感染症診療の基本、各真菌症への実践的な抗真菌薬の使い方など、臨床薬剤師が備えておきたい視点を紹介します。